社会人は本当に学生とは違うのか

「いつまで学生気分なんだ」
「社会人になったらそんなことは言っていられない」
このセリフの有名さはかなりのものであろう。(本当にそんなテンプレート的な事を言う人が存在するのか疑問だが)

社会人は学生に比べて大人であり大変だという事だろう。
大変な側面があることは否定しないが、果たして本当にそうだろうか。

僕は学生時代は誰でも知っている大企業でそれなりの責任のあるアルバイトをしていて今は大企業と言うには小さいが中企業と言うには大きい中途半端な企業に勤めている。(あんまり有名ではない。一部界隈のオタクなら知っているレベル)

色んな世代の社会人や、いくつも変わらないバイトの先輩を見ていて思った事がある。
大学生なのに妙に落ち着きがあり、聡明で非常に大人に見える先輩もいればいい歳こいてしょうもない社会人もいる。

三十路過ぎなのに10代の女性のバイトに職場で発情し出すヤツ。
まだバイトすら初めたての気弱な大学生をいびるヤツ。
嫌いな人のロッカーをボコボコにしたり物を隠すヤツ。
嫌いな相手に挨拶すら返さないヤツ。

結局、精神的に大人になるのに社会人かどうかは関係ない。
社会人でそれなりの立場のある人でも子供みたいなヤツは山ほどいる。

上記のようなセリフを吐くイキリピヨピヨおじさんは学生相手に社会人というただ歳を取り就職すればなれる立場だけでマウントを取るしかない、なんとも可哀そうな生き物である。

日本のただ歳を取るだけで偉くなれるシステムも飽食気味である。我々がオッサンオバハンになる頃には無くなっているといいが。


ともかく、そんな放置した油汚れのようなロートル達にあんまり逆らうと立場がなくなり可哀想なので刺激しないようにそっと遠くから観察してあげよう。


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