踊り場で止まってると
良いこともある
光る情報が入りやすく
咀嚼する時間がある
見つめる時間がある
動いてないもどかしさが
次のステップへの助走になる

飛べるなら
どこまでも
飛んでいきなされ
あなたを留めるものは
何もない

モッタイナイオバケ

ひとはみなカガやいている

こちらからみると

スてきなところばかりみえる

なのに

じぶんのカガやきをシらないひとばかりだ

ミせかたをしらないひとばかりだ

そんなんじゃ

おばけがでるよ

もったいないおばけ

こわいよこわいよ

イキテ

イキヨウヨ

鳥は鳴き風はそよぐ

鳥が鳴く

鳥は鳴きたいから鳴くのか

そのおかげで私はとても心地よい

風がそよぐ

風はそよぎたいからそよぐのか

そのおかげで私はとても心地よい

1人で生きると
1人でないことがわかる

私は傷まないと傷みを知れないのだろう

かみさまありがとう

どこへ

わたしたちは一体どこへ向かうのだろう

それぞれの至らなさを抱えながら

傷つけたり傷つけたり

傷つけられたり傷つけられたフリをしたり

なんのためになんのためになんのために

愛と欲望と

何がほんとで何がうそで

ほんの少しの短いいっしょうを

一体どうしたいのだろう

心あったまることはわかってるんだ

心つめたくなることはわかってるんだ

ねぇ一体どうしたいのだろう

ねぇ一体どこへ向か

つぶ

ねぇかみさまがいるのなら

どんなきもちでみてるかな

ひとつひとつのつぶが

あっちへ行き、こっちへ行き

しぼんだり、ふくらんだり

くすんだり、かがやいたり

みんなそれぞれちがうけど

みんなおなじつぶなんだよ

そのなかからいくつかが

よせあって

ひかれあって

また

あっちへ行き

こっちへ行き

さてぼくらはどこへむかう

どんなところかわからないけど

きっとわるくないとおも