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絵本紹介【カミカミもぐもぐ げんきなは】

 お口の中にたくさん生えている歯。子どもの歯から大人の歯へ、その生え変わりや、歯の役割、大切さを教えてくれます。

【文字数・・・ちょうどいい】
【内容・・・・少し難しい】

【コメント】
 子供が年中さんから年長さんの年齢になる頃、ちょうど下の前歯が抜けてくる時期に読んであげたい1冊です。

 今まで当たり前のように生えていた歯、その歯がグラグラしだして、抜ける!?初めて歯が抜ける子どもには驚き、ワクワク、ちょっとの不安、一つの大きな成長であり、目に見えるはっきりとした体の変化です。

 私の長女(来月から年長さん)がちょうど今、下の前歯がグラグラしていて、ちょうどいい時期だったのでこの絵本を選んでみました。

 実は長女、3カ月ほど前に公園の遊具で前歯を打ち、歯が脱臼してしまいました。急いで歯医者さんへ行き、レントゲンを撮ってもらったのですが(幸い、歯は折れてはなく、ただの脱臼でした)、その時のレントゲン写真には、子どもの歯の上にたくさんの大人の歯がハッキリと写っていたのです。

 長女は興味津々、脱臼している歯より、その後ろに控えている大人の歯の方に関心がいき、

「大人の歯~🎵」と、なにやら満足気な様子。

 思えば、歯の生え変わりほど、はっきりとわかる成長の変化はないかもしれません。
 
 背は毎日少しずつ伸びますし、筋肉もだんだんと付いてはいきますが、はっきりとした変化は感じられません。

 しかも、「歯」は抜けて、生えるだけでなく、呼び方も変わります。正式には「乳歯」「永久歯」といいますが、子ども達に説明するときには「子どもの歯」「大人の歯」という呼び方をしますよね。

 この「大人の歯」という呼び方、子どもにとってはとても魅力的な響きだと思います。未熟な子ども体が、しっかりとした大人の体へ、一つ確実に成長したという証を、言葉からも受け取ることができます。

 この絵本の中に、レントゲン写真は載っていないものの、6歳頃と10歳頃の歯の様子(歯茎の中も)の挿絵があり、乳歯の後ろに控えている大人の歯の様子(顔付の歯の絵で、かわいいです)を見ることができます。

 歯の生え変わる年齢の子どもには、とても興味深い絵だと思うので、ぜひ見せてあげてほしいです。

 この絵本は「からだはすごいよ!」というシリーズで、他にも種類があるのですが、どれもわかりやすく面白いので、どんどん紹介していこうと思います。

 このマガジン内では、私のオススメする絵本をたくさん紹介しています。                                                                            主に未就学児への読み聞かせや、一人読みの練習にピッタリの作品をピックアップしているつもりです。
 子どもに絵本を読んであげたいけど、選ぶ時間がない方、どんな絵本がいいか決めかねている方のお役に立てれば幸いです。
(一人読みの練習については、記事内の【文字数】や【内容】を参考にしてください。)



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