絵本紹介【あかちゃんがやってきた】

あかちゃんがやってきた (こどものとも絵本)

　うちに、赤ちゃんが生まれるんだって。赤ちゃんて、僕よりかわいいのかなぁ。お母さんのお腹は、どんどん大きくなって、いよいよ出産の日。お父さんと一緒に病院に行ってみると・・・。

【文字数・・・ちょうどいい】
【内容・・・・難しくない】

【コメント】
　お兄ちゃん、お姉ちゃんになる（なった）上の子に、読んであげたい１冊です。
　ある日、お母さんが、僕に、「赤ちゃんが生まれるの」と伝えます。それからの出産までの日々を、「僕」の目線から見つめ、子どもの素直な気持ちがかわいらしく描かれています。

　「あかちゃんはかわいいもん」というお母さんに、「僕よりかわいいのかなぁ」と、ちょっとプンとしてみたり、

　妊娠初期のお母さんの「ちっとも大きくならない」お腹を見て、「ほんとに　ここに　あかちゃん　いるの？」と聞いてみたり、

　ベビー用品を買いに行くときには、「おにいちゃんが　えらんでやる」と張り切ってみたり、

　お母さんのお腹がいよいよ大きくなってきた頃には、「きょうりゅうの　あかちゃんが　いるんじゃないの？」と真面目な顔で言ってみたり、

　お兄ちゃんになる「ぼく」の、まだまだ幼くて、いじらしい姿がとてもかわいいです。

　うちでは、長女より次女の方がこの絵本を気に入っているので、きょうだいがいない子でも、下の子でも、関係なく楽しめる絵本だと思います。

　うちの子ども達の一番お気に入りのページは、「ぼく」がベビーベッドを動物園のオリのように想像して、「おとうとが　うまれたら　きょうだいの　くまになるんだ　うおー　うおー」とベビーベッドの中で二頭のクマが吠えているシーンです。

このマガジン内では、私のオススメする絵本をたくさん紹介しています。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　主に未就学児への読み聞かせや、一人読みの練習にピッタリの作品をピックアップしているつもりです。
　子どもに絵本を読んであげたいけど、選ぶ時間がない方、どんな絵本がいいか決めかねている方のお役に立てれば幸いです。
（一人読みの練習については、記事内の【文字数】や【内容】を参考にしてください。）

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