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Emotional IntelligenceとLeadership

 長い休暇を利用して、Cambridge/BostonとNYに赴き、Cambridge/Bostonに訪れるにあたりHarvard Univ.で"Becoming a Leader : Developing Your Style and Making Sound Decisions" というプログラムに参加してきました。
 Leadership Developmentに従事するHRとして、People Managerとして、またManagement チームのad interimとしてEI (Emotional Intelligence)が自身のdevelopmentテーマだと心底思っていたので、学ぶべきタイミングで学ぶべき内容だったと、参加を決めて良かったと思っています。

どんなプログラムか

 (Inspirational) Leadership developmentのための基本的な考え方、実践方法を学ぶプログラムで、いわゆる、ManagerとLeaderの違いというのにフォーカスしたものでなく、Inspirational Leader、人に影響を与えるリーダーとは。にフォーカスしたプログラム
 LeadershipのCapacityはIQ, Technical Skill, Emotional Intelligenceの3つのコンピテンシーに分類されるが、Harvard Business Schoolの調査によると成功するリーダーかどうかの一番の大きなSuccess PredictorsはEmotional intelligenceであることがわかっており、Leadership DevelopmentのためにEmotional Intelligenceに特化したプログラムであった。
 Personal Leadershipを磨くためには、Self awareness、Emotional management, Emotional connectionの実践が必要で、この3つを2日間かけて学びました。
(講義も授業中のディスカッションも教材も全て英語だったので、全部を日本語訳はせず、ルー大柴的な文で書いています。)

Summary

  • 人に影響を与えInspireするリーダーになるには、EIはとても大事. IQやTechnical SkillはThresholdであって、Success predictorはEIである。(According to HBSのStudy)優れたリーダーになるというのは、他者と関係構築し、プレッシャーを管理し、他者をEngageしモチベーションを高めることである。

  • 自身のEmotional managementのためには、何が「Amygdala(扁桃体)ハイジャック」のきっかけになるか理解し、Amygdala(扁桃体)ハイジャック状態から脱するための自分で編み出したEmotional management strategyの確立が必要

  • 人をEmpowerし、他者に影響を与えるためにはEmotional Connectionを確かなものにし、自身が相手に与えるインパクト、自分のニーズ、相手のニーズを深く理解することが必要。相手のPerspectiveを相手目線で理解しようとし、理解するためにGood questionを投げかけOpen dialogueを持つことが大事。その上で、自分が理解した相手のPerspectiveを相手とともに確認する。(W.A.V. を実践する= Willingness to understand others’ perspectives, Ask good questions, Validate the others’ perspective and make them feel valued)

  • Emotional Connectionを確立するためには、相手がFeeling valuedであることが欠かせない。それは相手の人が、話を聞いてもらえている、見てくれている、感謝されている、尊敬されていると感じることである . すなわちそれは、扁桃体(Emotional Feeling Brain)が欲するものを提供することである。( Feeling ,,1)Included、2)Competent、3) Autonomy, 4)Valued, 5) Respected and 6) Safety)

講義の大まかな流れとコンテンツ

プログラムの構成はSelf awareness、Emotional management, Emotional connectionの3つを軸に構成され、他には組織カルチャーに影響を与えるリーダーシップスタイルおよび意思決定の影響因子に関する内容も含んでいました。

  • Leadership developmentの基本の「き」、Self Assessmentについての学び。簡易アセスメントを通じて自己認識をテストされる内容。Self Assessmentとは、授業では、”I am aware of how my behavior and mood affects others”と定義。

  • Daniel Goalmanのリサーチによる)6つのLeadership styleのうち、会社のClimate(私はカルチャーと理解)にPositiveなインパクトを及ぼすstyleの紹介と、自身のLeadership styleと置かれている環境で求めらているstyleをアセスメントで理解。

  • EmotionsをDriveするものは何かをNuro Scienceの切り口からの紹介

  • 意思決定に影響を与える考え方、罠の紹介

  • Emotional Managementとは、”I do not get defensive or personalize difficult feedback”と授業では定義され、Defensiveになりやすい状況の自己理解および自分なりの対処方法について考えた。

  • Emotional Connectionが最後のモジュール。早合点をせず、結論に飛び付かず傾聴し、他者とつながるためのテクニックについて。またEIの領域でLeaderとして強化すべきlearning pointの洗い出し。

それぞれの更に細かい内容は次回に続きます。。



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