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私が感じた異国で生きるコツ

2021年9月から2022年5月末までカナダに留学に行ってた。
自分にとって初めての海外での長期滞在。
ドキドキとワクワクでいっぱいで、終わった後はどんな自分になっているんだろうってウキウキしてた。

本当は帰国してすぐに書こうと思ってたけど、気づいたら1年も経ってた、汗
だから改めて、約9ヶ月間の異国での生活で私が感じたこと、まとめてみようと思う。
きっと人によって、どんな経験をしたかによって、感じたことって全然違うと思う。だけどここでは私が率直に感じたこと、書いてみるだけ。

英語について

海外で切っても離せないのが「英語」
多分海外に行く人のほとんど全員、目的の1つに「英語が話せるようになりたい」が入っていると思う。実際私もそうだった。約1年も行ったら英語ぺらぺらになって帰ってくるんだろうなぁなんて考えてた。

色々諸事情あって、ほとんど何も勉強せずに飛んだ私は、着いた瞬間本当に絶望した。自分の英語力のなさ、誰とも会話できない、仲間外れにされてる感じ。到着後1週間はほとんど毎日泣いて、「もう無理かも、、」なんて日本にいる友達に電話ばっかりしてた。笑

今思えば全部被害妄想で、むしろあんなに丁寧に接してくれてたのに、、なんて思うけど、自分の無力さにただただ悔しい思いをすることしかできなかった。

私が英語学習において感じたこと、大きく3つ。

全員が友達になってくれるとは限らない

現地について早く友達作りたいとか、英語上達させるためにたくさん英語使う機会欲しいとかで、いろんな人と関わっていくと思う。ただ1つ言えるのは「全員が友達になってくれるとは限らない」と言うこと。もっと詳しくいうと、「話しかけた人が次も話す存在になるとは限らない」と言うこと。
よくよく考えれば日本でも同じ。同じクラスになった人と初めましてで話したけど、そこから結局ほとんど話さない存在になった人、何人もいるともう。最初の会話で、そこから親友になるか、クラスの1メンバーになるか、そんなの初対面じゃわからない。
でもなぜか自分達は、留学中に勇気を振り絞って話しかけた人は全員、次も自分に話しかけてくれるだろうって思いがち。留学生以前に向こうだって同じ人間。合う合わないは存在する。だから話しかけた人全員が友達になるとは限らない。
ただ全員が全員そうではない。もちろん次に会った時に覚えてくれていて、話しかけてくれる人もいる。そういう人は自然と今後も付き合っていく友達になっていく。そんな人を大切にしたほうがいい。

誰も自分のネイティブ英語を求めてない

私が英語を練習する過程で1番感じたことはこれ。これに気づいてから、とっても気持ちが楽になった。
英語学習者、特に日本人は、完璧な英語を話そうとする。(人によるけど)。間違えるのが恥ずかしい、相手に伝わらなかったどうしよう、ネイティブみたいにかっこよく話さないと。そんなことを考えすぎて、結局英語を話す機会がどんどん減っていく。
私にもあった。失敗するのが怖い、間違った英語を使いたくない、話しながらもこれ文法的に正しいのかな?この発音合ってるのかな?そんなことばっかり考えて、結局会話を楽しめない。
でもそんなのもったいない!無駄だ!!って思うようになった。
私と会話してくれている全員が、私がネイティブスピーカーじゃないってことも、まだまだ英語勉強中ってことも理解してくれている。誰も私からネイティブ並みのペラペラ完璧英語が発せられることなんか求めてない。
私から出るボロボロの文法ぐちゃぐちゃ英語、ジャパニーズアクセントで全然伝わらない英語だって、頑張って聞き取ろうとしてくれる。
きっとあなたと友達になってくれた人はそんな人ばっかりだと思う!だから完璧に話そうとなんかしないで、たくさん間違えて、たくさん恥をかいて、失敗を繰り返しながら、だんだん上手くなっていけばいいの。そう思う。

英語は所詮ツール

日本人がつまずきがちなところ。ネイティブの人に対して、「英語上手になりたいから友達になって」マインドで接すること。
もちろん友達とたくさん話す機会があれば、英語だって上達すると思うし、交流の輪も広がると思う。ただ、忘れちゃいけないのは「英語は所詮ツール」ってこと。誰も英会話の先生になりたいわけじゃない。その人はただただ普通の友達として、あなたのことを知りたい、毎日を一緒に楽しみたいだけな気がする。しかも英語教えてマインドでいると、結局何を離せばいいのかわからなくなって、会話が続かない。あなたといることが楽しくなくなって、次は遊んでくれないかもしれない。
英語はコミュニケーションを取るためのツール。「英語を」学ぼうとするよりも「英語で」自分の好きなこと、興味があることを話し合う、質問し合う、こっちの方が何十倍も大事。そしたら自然と会話量が増えて、気づいたらたくさん英語使ってるじゃん!ってなる。
だから少なくとも、日本のこと、自分の過去、将来、とかの話題はいつでも話せるようになってた方がいい。会話が広がりやすいし、純粋に相手も気になるだろうから。
ちなみに私のルームメイトの1人に日本のアニメと漫画が大好きな子がいた。でも私は1ミリもアニメ見ないし、漫画もほぼ読んだことない。私よりも彼の方が信じられないくらい日本のアニメを知っていて、見たことがあって、毎回「これ見たことある?」って聞かれても「タイトルだけ知ってる」なんてそんな会話しかできなかった。もっと私が日本文化について知っていれば、その子と話盛り上がったのになぁなんてちょこっと後悔。


生活について

異国の地で生活してると、想像もしてなかったこととか、予想外なこと、大変なこと、辛いこと、もちろん楽しいこともたくさんある。私が気づいた3つの大切なこと。

案外自分のことなんて誰も見てない

こんなことしたらダメかな、こうやって話しかけてみるのどうかな、これしたらなんて思われるかな、なんてうじうじしちゃう人。日本人は多いのかな。良くも悪くも他人の目を気にする人。ちなみに初期の私はめっちゃ気にしてた。
でも気づいたことは、案外自分のことなんて誰も気にしてないってこと。そんなに見られてもないきっと。特に海外の人って自分大好きだし、自分の人生生きるのに忙しいの、ってそんなマインドだと思う。だから、周りの目なんて気にしないで、やりたいことやればいいと思うし、別に変に思われたって、1年後あなたとは多分同じ環境にいないから、くらいのモチベで生きていけばいいと思うの。周りの目を気にしすぎて我慢しすぎるとか、やりたいことできないとかの方がよっぽど後悔につながると思う。

絶対的に安心できる環境を作ること

これ結構1番大事かもしれない。どんな環境でもいい。ホームステイ先の自分の部屋とか、学校とか、お気に入りのカフェとか、どこでもいいから、自分の張り詰めてる気持ちを全部解放できて、何も考えなくて良い、気楽に過ごせる場所を1つは絶対に作ってほしい。嫌なことがあった時、しんどくなった時に逃げ込めるように。
私はたまたまシェアハウスの自分の部屋がそうだった。明日何しようってワクワクして、今日はこれできた!って嬉しくなって、またダメだった、、って泣きながら悲しくなって、何もできない自分に悔しくなって、そんなたくさんの感情で溢れてたあの部屋。素の自分でいられる場所。頑張らなくてもいい場所。1人で映画を見て、日本にいる友達と電話して、何時間も課題図書を読み続けて、徹夜でエッセイを終わらせて、たまに運動なんかもしちゃって。
篭り続けるのはよくないけど、自分の感情が楽になるまで、安心感に包まれて明日からまた頑張ろうって思えるまで、自分らしくいれる居心地の良い場所を絶対に作るべき。

いろんな文化の違いを知ること

海外に来たら文化の違いに触れたいって人も多いと思う。時には自分からしたらあり得ない行動をしてる人もたくさんいる。
だけどそれがその人にとっては当たり前で、その人はその基準で生きてきてる。他の国の人と過ごす中で、1番やってはいけないことは「自分の常識を押し付けること」。なんでそんなことするのって反発するんじゃなくて、それも全部文化の違いだって受け入れる。逆に面白いなって思ってみる。
私のルームメイトの1人に共同で使ってるお皿を全然綺麗に洗わない子がいた。他の国の子も、もっと綺麗に洗ってよって注意してた。注意された後にその子が洗ったお皿を見たら、全然汚れがついてて、私からしたら「え?これで綺麗なの?洗えてる判定なの?」って思うくらい。
でもその時に思ったことは、その子にとってはこれで「綺麗」なのかもしれないってこと。日本人の自分からしたら、汚れがなくて、ピカピカな状態が「綺麗」だけど、私にとっての綺麗の基準とその子にとっての綺麗の基準ってもしかしたら違うのかもって。今まで生きてきた環境とか、許されてきた範囲とか、そんなの自分とは全然違う。だから、物事に対する基準が違くたって、全然おかしくなんてない。そんなふうに思った。
まぁ違いを受け入れた上で、嫌なことは嫌って伝えることも本当に大事!受身になりすぎない!決めるべきルールは決める!これが他国の人と上手く生きていくコツ。


長々と書いたけど、これが私はカナダで生活して感じたこと。
まだまだたーーーーーくさん感じたことなんてあるけど、一旦これくらい。


こんなこと書いといてなんだけど、
まぁ1番大切なことは、全力で楽しむこと!!

時間なんて一瞬で過ぎる。私だって最初の3ヶ月はめっちゃ長く感じたけど、あとの6ヶ月なんて本当にあっという間だった。帰国するときにあれやっとけばよかったなんて後悔しないように、
たくさん挑戦して、たくさん失敗して、そこでしかできない経験をして、何回りも成長した自分で帰ってくる。それだけ!!
現地にいる時って自分の成長何も感じないと思う。本当に英語伸びてるのかなとか、有意義に時間使えてるかなとか、不安なこともたくさんあるともうけど、日本帰ってきたら、自分がどれだけ成長したか実感する。能力も人間性も考え方も本当に変わる。
だから現地でやることは、とにかく楽しむ!!!

落ち込んだって、泣いたって、頑張れなくたって全然良い。
だって異国の地に飛んで、生活する。それだけでもう十分頑張ってる。
自分を責めないで、目の前のことをコツコツと。

最後に言うとしたら、
誘いにはとにかく乗ってみること。パーティーだってムービーナイトだって、行ってみる。話せなくたってその場に一緒にいることが大事。
車持ってる友達とは仲良くなること!笑 行動範囲一気に広がる。

いつもの自分じゃやらないだろうなってことも挑戦してみること!自分の殻をほんの少しだけ破ってみること!だって日本での自分知ってる人なんて誰もいないんだよ:) 


海外で生活するって決めたことを後悔することは絶対にないと思う。それくらい楽しいことも、辛いことも含めて、魅力が詰まってる。

Enjoy your journey, and take it easy;-) 
Hope you have a wonderful time!

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