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蝶々とサナギ

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梨紗は気の強いNo.1キャバ嬢。まさかホストに本気になるなんて?!そこへライバル店のNo.1キャバ嬢が現れて…女の闘いや友情、波乱万丈禁断の夜の世界へようこそ!
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#女の闘い

第九章 再修羅場⑬

一哉が他の席を回りに行っている間に、アイフォンをチェックする。 サイトがどうしても見たい…

乃亜
3年前
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第九章 再修羅場⑫

あたしが一哉と離れるべき、なの? 「安奈……お前の気持ちは分かってるから。でも、梨紗はオ…

乃亜
3年前
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第九章 再修羅場⑪

安奈の隣の卓に、あたしを座らせる一哉。 「梨紗、この女達?」 安奈の後ろで縮こまっている…

乃亜
3年前
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第九章 再修羅場⑩

オシャレって言っても、この顔じゃ……。 とりあえず、化粧だけはきちんとしよう。 さっきは…

乃亜
3年前
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第九章 再修羅場⑨

「梨紗の顔の傷は……」 「一哉はあたしの事、信じてないの?信じてくれないの?!あたしは、…

乃亜
3年前
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第九章 再修羅場⑧

「一哉、携帯ずっとブルブル鳴ってるよ」 「ああ。なんか、安奈から鬼のように電話来てる。ア…

乃亜
3年前
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第九章 再修羅場⑦

安奈は、あたしの引っかけた酒によってずぶ濡れの頭のまま……。 外を見て、立ち尽くした。 「今日は、あたし車だから。タクシーは捕まえなくていいわ」 そう言って、あたしは安奈に背を向けた。 運転席に勢いよく飛び乗ったあたしに、安奈は……。 「梨紗……このままで済むと思わないでよ?」 あたしの一生をぶち壊しておいて、まだそんなセリフが吐ける安奈。 「安奈。警察に突き出してもいいんだからね。殺人未遂でも傷害罪、覚せい剤所持でもね」 あたしは、呆然と立ちすくむ安奈を残し

第九章 再修羅場⑥

安奈を指名して、席へと案内される。 店内にいる皆が、あたしに視線を向けている気がした。 …

乃亜
3年前
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第九章 再修羅場⑤

ん? マチルダの店の女の子達全員が掲載されている写真に、あたしの眼が止まった。 このギャ…

乃亜
3年前
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第六章 開始⑥

その日のスーパーライトの書き込みは……。 凄まじい事になっていた。 そして、あたしと一哉…

乃亜
3年前
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第六章 開始⑤

百三十対六十? やばい、差が開いた。 そして、マイクを向けられた安奈。 ヒールを履いたま…

乃亜
3年前
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第六章 開始④

飾りボトルだとマイクコールがないから、いまいち盛り上がらないよね……。 そこへ、安奈があ…

乃亜
3年前
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第六章 開始③

「……」 「はあ……やっと理解してくれた?だから、安奈には今まで通り店には来てもらうし、…

乃亜
3年前
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第六章 開始②

そして、またまたあたしにマイクが向けられて……。 「今夜は、楽しくなりそう♪」 と、笑顔で発したあたし。 安奈が、何か頼んでいるのが見えた。 そして……。 安奈の反撃が始まった。 「安奈さんの席に、なんとブラック入ります!」 マジ? いきなりブラックかよ……。 ブラックは、白なんかよりも全然高いシャンパンだ。 物事には順番があるだろうってのに。 「ちょっと待ってて」 そう言い残し、一哉は安奈の元へと向かってしまった。 マイクを向けられた安奈は……。