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別れの季節に思うこと。

今年度も後わずか。年度の終わりに必ずあるのは別れですね。

僕の働いている病棟からも何人か退職するスタッフがいます。退職いていくの多くが20代のまだまだ若手のスタッフ達です。

看護師の3年以内の離職率はものすごい高いんです。その数なんと4割弱。友人の中にも3年以内で退職をした人も多く、実感としても妥当だなという印象です。

他の病院やクリニックなどに就職し、看護師を続けている友人もいますが看護師を辞めてしまう友人も多くいます。大学4年間看護だけを必死に学んだのに。文字通り必死に。1年から4年までほぼフルコマで授業があって、必死に詰め込んだ座学と長期間の臨床実習。遊んでいる暇もないくらい、必死に勉強したのに3年で辞めざる終えない状況になったり、看護師としての人生を諦めてしまうのは本当につらい。

今、看護学部は増えています。退職者・離職者多いなら、もっとたくさん作っちゃえという感じなんだろうか。分母が増えようが働く環境が変わらない限り、離職者の割合も減らないのにと思います。

最近、看護・福祉に関わる職種の給料を上げると首相が政策を打ち出して少し話題になりましたよね。そのニュースを聞いて、歓喜した看護師が日本中にどれだけいるか。

正直「もっとすることあるだろ。」と思います。働く環境なんとかしてくれよと。

患者のためにと働いている看護師を助ける仕組みがほぼない。というのも問題ないだなと僕は思っています。



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