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Living Anywhere 場所に捉われず仕事も遊びも楽しむ生活

先日こちらの体験利用をしてきました。

LivingAnywhere その名の通り、場所にとらわれずに生きる(もちろん仕事も含め)ことをテーマとするコミュニティです。
LivingAnywhere Commonsメンバーとなることで、全国の就業・宿泊設備を利用できるようになります。

正式オープン前に体験利用をする機会がありましたので、静岡県下田市にある施設を個人的に利用してきました。
そこでの気付きや、ワーケーションの可能性、あと単純に下田の魅力(大変よい街でした!)などを、今回はお伝えしてみようかと思います。

LivingAnywhere Commons 伊豆下田

LivingAnywhere Commons 伊豆下田の最寄りは伊豆急行線の伊豆急下田駅です。
降りてまず目に入ったのがこちらの黒船

全然知らなかった(ごめんなさい)のですが、下田はペリー提督が降り立った地として有名なんですね。だから黒船!

NanZ VILLAGE

駅から徒歩5分にワークスペースとなるNanZ VILLAGE、更にそこから3分ほど歩くとレジデンススペースがあります。
ひとまずNanZ VILLAGEに向かうと、港街の中に唐突に現れる異国空間

地図アプリがここって言ってるけど・・え、ここ?!となりました。
NanZ VILLAGEはワークスペース兼、地元食材を味わえるレストランやカフェもあるコミュニティスペースでもあることは知っていたのですが、ワークスペース <<< コミュニティスペースな空間でした。
写真だとそうでもないですが、お昼頃から地元の方で賑わっており、なかなかこの雰囲気の中パソコン広げるのは勇気いるな・・と言った感じです(笑)

写真右奥にワークスペース、正面奥にミーティングスペースが2つあり、この日はミーティングスペースの1つを使わせて頂きました。

地元の方やスタッフさんによる内装がめちゃくちゃ可愛かったです。

床にまでペイントされてる!STAND HERE!

NanZ VILLAGE内にはwifiが完備されており、エアコンも効く快適空間で作業していたら、気付いたら20時過ぎていました。
コワーキングスペースとかでもそうなのですが、普段と違う環境って、一度スイッチ入るとすごい集中できる気がします。気が散るものが少ないからでしょうか。

そんなこんなですっかり暗くなった外へ出ると、これまた素敵な雰囲気。

美味しいご飯を求め、レストランにGOです。こちらもいい雰囲気。

美味しいご飯とお酒に舌鼓を打ちつつ、スタッフさんと色々お話させてもらいました。
今後施設をワーケーションの場として使って欲しいけど、なかなか企業相手だとコストやワーケーションの利点が伝わりづらく難しいことも多い、というお話が印象的でした。

ワーケーションの意義と実現性

ワーケーションは Work と Vacation を合体させた造語で、旅行先で仕事をすることを認める、リモートワークの一種です。
初めて聞いたときはすごいことを考えるひともいるものだ・・と思いました。
だって旅行先にまでパソコン持って行って、旅行中にまで仕事を優先するなんて、生活の全てが仕事を中心に回っているようで恐ろしいなと。

ですがワーケーションについて調べてみると、なかなかに魅力的な制度なのではと考え直しました。

まず、長期休暇が取りやすくなること。連休の取得のためには、連休中の対応の引き継ぎ等々、面倒なことが多く、なかなか取得できない方もたくさんいらっしゃると思います。
更に家族旅行ともなれば、家族の予定が合うかつ仕事的にも問題のない日取りを確保するのは至難の業かと思います。
ワーケーションが認められれば、中1日だけでも仕事ができる分、連休の取得はしやすくなるでしょう。
(旅先でもどうせPC、スマホで仕事を気にしてしまうのだから、がっつり仕事の日を作った方がよいのではとも思ったりします)

仕事の質が上がることもあるようです。(今回私は仕事で行った訳ではありませんが、これは感じました)
いつも同じ場所でやるよりたまに場所を変えたほうが集中できるのは先ほども書きましたが、この時間までは仕事!それ以降は観光!としっかり時間で区切ることで、だらだらと仕事をすることなく、時間当たりの生産量が上がるのではないでしょうか。

また通勤時間がなくなることも利点かと思います。
毎日の通勤に使っていた時間を、観光などリフレッシュする時間に充てられるのは、時間の使い方として最高ではないでしょうか。

ワーケーションの話とは少しずれるのですが、都内から下田に移ってきたスタッフさんに都内から離れてどうですか?と聞いてみたところ、とにかく通勤ストレスがなくなったことが最高だとおっしゃっていました。
都市部にお住いの方はわかると思うのですが、あの通勤ラッシュの中で何もできずただただ人にもみくちゃにされながら電車に揺られる苦痛・・。
何もできない通勤時間ほど無駄な時間ってこの世に存在するのかと考える程度には不要な時間です。
仕事に合わせた生活から、仕事に左右されない生活になるには、この通勤時間をどうにかするのも課題です。ワーケーションやフルリモートワークは有用な手立てで、だから年々取り組みが活発になってきているのかなと考えたりもしました。

ですが実際に企業でワーケーションを導入するにはなかなかに超えなければならない問題が多いのも確かです。
それは労務関係であったり、セキュリティ面、コスト面、そもそも導入できる職種が限られる、など挙げようとするといくらでも出てきそうです。
なので現状ではまだ制度として導入できる企業は多くはないと思いますが、リモートワークと一緒でできるとこから始めて、有用だと判断されればどんどん導入が進んでいくのではないかな、と個人的には大変期待しております。

レジデンススペース

NanZ VILLAGEからレジデンススペースに向かう街並みが、とっても港町感があり素敵でした。
静けさのなか夜の潮風を感じなら歩くのが気持ちよかったです。

さて、宿泊施設であるレジデンススペースですが、元は造船工場の社員寮だった建物をDIO(Do It Ourselves)中でした。
まだ正式オープンではないこともあると思いますが、全体的にまだまだ未完成といった感じです。(写真を撮り忘れる程度には未完成でした。笑)
むしろこれからメンバーがみんなで作り上げていくところをウリにしている面もあり、自分自身でもよくすることができ、行くたびにより良くより楽しく変わっていくのは確かに面白さを感じます。

あ、屋上からの景色だけちゃんと写真撮っていました!周囲に高い建物がなく、見晴らし最高でした!

下田の街を歩き回る

ワーケーションもどきを実践すべく、きちんと観光もしてきました!
ペリー提督が上陸から調印の場まで歩いた道のりがペリーロードと名付けられており、ここが徒歩で行ける距離感かつ観光名所だったのでここを目当てに下田の街を散策しました。

なまこ壁という日本伝統の壁塗りの建物がちらほら。
盛り上げて塗った部分がなまこのように見えるからなまこ壁というらしいですが、近くで見ても私にはなまこには見えませんでした。(笑)

ペリーさん。どこ見てるの?

こちらがペリーロード!
水路沿いに石畳の道のりが続く、枝垂れ柳の美しい通りです。

周辺には地元食材を使った古民家カフェや雑貨屋、酒粕を使ったアイスが有名な酒屋などなど、楽しめるスポットも多く、いろんな意味で下田を味わうことができました。
時間があまりなかったので少ししか観光できませんでしたが、それでもすっかり下田が好きになってしまいました。やーいい街でした。
古い街並みと、少し異国情緒のある雰囲気が混ざり合い独自の街が出来上がっており、見所満載です。もっと知りたいのでまた行きます。

この後は再びNanZ VILLAGEに戻り作業をしたのですが、この時の集中力が我ながら凄まじかったです。
思ってた以上に観光によりリフレッシュができたのかと思います。普段触れないものや空気による刺激ってすごいですね。
これは体験してみるとわかるワーケーションの良さでした。

まとめ

働き方改革が聞き慣れたワードになってきた今、次々に新しい働き方が見出されています。
リモートワークやワーケーション、いろんな働き方を選べるようになってきたありがたい時代です。
今回感じたのは、仕事と余暇を完全に切り離して考える必要はないのかもしれないということです。
仕事を頑張るために余暇を我慢する。余暇の日は仕事を忘れる。
それが合っている人ももちろんいると思いますが、私にはおそらく常にどちらも考えている方が性に合っているようです。どちらかを優先させるのではなく、どちらも常に楽しむ。
そんな生き方をするには、少なくとも仕事による場所の制限は障害となり得るため、リモートワークであったりワーケーションであったりは大変魅力的です。
今後も自分のライフスタイルに合った働き方を模索していきたいと思います。目指せLiving Anywhere!


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