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リアル店舗とオンラインは共存できる?GUで考えてみた

渋谷に先月3/15オープンしたGU、この店舗の新しい取り組みをご存知でしょうか?
さっくり言うと、オンラインと店舗の導線がびっくりするくらいスムーズなのです。
オープンから一月経ってようやく行けたので、新しいお買い物体験をレポートにしてみました。


サイネージで自分だけのアバター作成

店内に入ってすぐに目に入るのが、柱に設置された縦長いサイネージ。
このサイネージで自分のアバターが作れるのですが、
アバター自体は『GU STYLE CREATOR』というGU専用のアプリで作成可能です。

ただ、このアプリで作れる顔は固定パターンのみで、
そのパターンも現在女性4パターン、男性に至っては1パターンのみ(!!)とかなりしょっぱい。
店舗のサイネージでのみ、撮影した自身の顔を元にアバターが作成されるのです。
来店動機作りとして中々ににくい仕組みですね。

というわけで、若干周りの目が気になりながらも
サイネージをぽちぽちしてカメラを見つめること数十秒後。。

\\ 目瞑っとるやないかい!!!!//
間が悪すぎて伝わりづらい写真ですが、中々特徴を捉えられてて面白かったです。
このアバターは先ほどのアプリに取り込むことが可能なので、
一度店舗でアバターを作成すれば以後はオンラインでの買い物にて着せ替えて参考にすることができます。


オンラインの在庫が店舗でわかる

サイネージには他にも、在庫確認機能があります。
商品に付いているタグをかざすことで、店頭や近隣店の在庫、
さらにはオンラインの在庫まで調べることができます。


ぱっと見サイズやカラーがない時に、
買うかもわからないのに店員さんに聞くのもなぁ・・で諦めちゃう人(私)にもってこいな機能です。


試着室で持ち込んだアイテムの口コミをチェック

これがすごい。一番感動しました。

試着室に入るとこんなモニター(iPad?)があり、

OKボタンを押すだけで・・・

持ち込んだアイテムが自動で反映されている!!!!
タグに組み込まれたICチップを、試着室内に入るだけで端末が読み取るらしいです。すごい。
さらにこのモニターで、
 ・カラー展開
 ・サイズ展開
 ・購入者レビュー
などなど詳しい商品情報を見ることができます。
試着するという実店舗の良さと、口コミが見られるオンラインの良さのいいとこ取りです。

さらに、モニターからアプリへ商品情報を送ることもできるので、
結局買わなかったけどいざ家で手持ちのアイテムを見てたらやっぱり買えば良かった・・、
と思った時にさっとオンラインで買ったり、なんてこともできます。


レジでピッがいらない

試着でしっくりきたし、口コミの評判も良かったしで、よし買うぞ!とレジに向かいますが、まあこのセルフレジがまたすごい。

レジ下のスペースに商品全てを入れ扉を閉めると・・

商品が全部読み込まれてる!
これもICチップを読み込んでいるようです。
ユニクロでも見たことがありますが、一点一点商品を読まないで済むのには、何度見てもおお〜ってなりますね。


まとめ 新しい店舗の形

自分のアバターに着させてなんとなくのイメージを掴み、実際に店舗で着てみながら口コミもチェックして、買うかどうか決める。
実店舗とオンラインを上手く融合させることで、より失敗しづらいお買い物体験を作ろうとしているんだなあ、ということを実際に体験してみて感じました。

ネット通販に負けない付加価値の追求はアパレルに限らずどの業界のどこの店舗でも意識していると思いますが、
上手くオンラインを組み込めると新たな価値を提供できるという気付きは良い学びとなりました。

アパレル以外でもこういった実店舗とオンラインの共存ができたら、もっと面白い世の中になりそうです。


↓お邪魔しました。


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