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マグロの白子と那智の滝 -キックボードで160キロ旅したら、路面形状を一瞬で見極めるスキルがついた話-2

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那智の滝を徒歩観光&マグロの白子を食べる

外は暴風雨で危険なため、空港で長距離バスのチケットを買い、一気に那智の滝に向かいます。コンビニで傘を買い、キックボードを折り畳んで徒歩観光。自転車だったら漕ぐのが危険で観光さえできなかったので、キックボードの機動性が生きた形です。

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那智の滝。雨で増水しているため怖いぐらいパワー感じました。

ここら辺は串本も近くマグロが有名とのことで、食べログで調べたマグロ料理屋さんへ。東京だと店が多くて選ぶの大変ですが逆に地方だと店が少なく、食べログのありがたさを実感しました。

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まぐろ料理 竹原さん。すばらしい佇まい

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季節ものというマグロの白子をポン酢で、日本酒と共にいただく。今まで食べたことない味わいの珍味。

過去の自転車旅行でも、毎回かなりのカロリーを消費しているはずなんですが、なぜか太って帰ってくるぐらい、現地グルメを大切にしてます。せっかくなのでお金落としたいですし、地元の雰囲気も感じられるので、古くからやってそうなお店を選んでます。

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この日は漁港そばにあり、世界各国の船乗りが宿泊場所に使っているという旅館に泊まりました。建物は年季入ってますが、朝食は豪華!マグロの刺身も入っており、ここでも現地グルメを堪能しました。

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天気も無事晴れ、マグロの朝市を横目に見ながら本格的にキックボードでのロングライドをスタートします。

平均時速8キロペースで移動

ロングライド時のキックボードのスピードや乗り心地、僕も今回の旅行で計測するまではイメージつきませんでした。自分の体力にもよるでしょうし、そもそも上りや下り坂だとどうなるのか。人にもよるのでしょうが僕はこんな感じでした。

・平坦な道は、おおよそ時速12キロ程度
・上り坂は漕ぐ方がきつい。押して歩いた方が楽。
・下り坂は緩やかであればよいが、スピードがつきすぎると危険。ブレーキかけながら移動。

南紀白浜〜伊勢志摩の道は霊場だけあって山谷が多く、結果慣らすと平均時速8キロ程度。平坦な道中心やもっと体力がある方だと、10-12キロぐらいはみといてもいいのかも。

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伊勢志摩は山と海が近く水が多い。川と海が混じり合う「汽水域」ができ栄養が集まるため、魚や貝の養殖がさかん。

スピードは自転車以上徒歩未満で快適だったのですが、一番つらかったのはキックボードのタイヤが路面の凸凹の振動をモロに受けること。

自転車の空気が入っているタイヤと違い、硬いウレタンホイール。路面がキレイなら一回蹴った際の移動距離は長い分、逆に粗いアスファルトだと「ガタガタガタガタ」と地面から体全体に細かな振動がきます。

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路面の微妙な違いが快適性に大きく影響。

もともとFRENZYにはFR205PPという、空気圧式のタイヤのキックボードもあり、そっちと迷ったんですが、長距離ライドということで、移動距離をとりました。

はじめてのロングライド。色んな発見がありつつ、この日は60キロほど漕いで、海沿いの南伊勢町の釣り客向けの民宿に宿泊しました。

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古き良き昭和の香りが漂う館内。フォントがよい。

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海系食材が多い夕食。宿のお母さんに聞いたところ、台風でキャンセルになり客はほぼ今日はいないが、いつもはもっと釣り客で混んでるそう。

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