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日本の未来をコスパよく知れる一冊 『2040年の未来予測』

最近、めっきり本を読む力が落ちました。

読んでても頭に入ってこなかったり、時間がかかり途中で完読を諦めたり。図書館で年間100冊以上借りてた中学生のころをピークとすると、おそらく半分以下ではないでしょうか。

考えられる原因は3つ。

1.ネットの単発記事やSNSにふれる時間が増え、情報インプットの反射神経はよくなったが、持久力が減った。
2.kindle読書になったので、紙の本と違い「どこまで読んでるか」「どこを読んでいるか」の全体像が見えず、心が折れやすい。
3.海外のビジネス翻訳書を読むようになった。いい本多いが、翻訳特有の言い回しと事例の畳み掛け分量が多く、スタミナが持たない。

本の要約記事やfliyerなどの要約サービスが受けていることを考えると、同じような状況の人は多そうです。

単発のインプットではなく、俯瞰で効率よく勉強したい。けどなかなか難しい。

今、スッと読めるんだけど情報量が濃い本の魅力が上がっているとも言えるかもしれません。

そんな中、成毛眞さんの『2040年の未来予測』は、2、3時間ほどで読め、情報量と摂取時間コスパが非常によい一冊でした。

構成力と文章力が優れているので、スラスラいける。日本を中心とした社会環境やテクノロジーが2040年にはどうなっているか、一般的な学説をベースに網羅的に理解することができ、いろんな議論の「前提」を知ることができました。

例えば一部項目を抜粋すると、

米モルガン・スタンレーは2040年までに空飛ぶクルマの全世界の市場規模が1兆5000億ドル(約150兆円)に成長し、世界全体の国内総生産(GDP)の1・2%を占めると予測している。
2040年には監視カメラだけでなく、街中や家中の機器にセンサーが埋め込まれることは前述したが、中国では、そうした機器からも人の行動履歴が管理されるようになるだろう。結果的に、日本人やアメリカ人より中国人の方が平均すれば公共意識が高くなる可能性もある。
現在、 65 歳以上の7人にひとりは認知症といわれているが、 高寿命化により、2035年には4人にひとりが認知症になる。 100歳を超えると必ず認知症になるともいわれるが、つまり、高齢になれば認知症になるのはあたりまえなのだ。これは確実に訪れる未来だ。

2つ以上「ふーん」と思ったらポチって損はないかと。

日本の未来、決して明るくはないのですが、じゃあどう生きるのがオススメかも、適宜フォローしてくれており、前向きに生きるヒントももらえます。

ちなみに成毛さんは書き方テーマの本も同タイミングで書かれてます。

コスパの良い構成や文章の書き方の裏側を知れるので、noteを書かれている方にも参考になるのでは。

セットで読むと「なるほど」が2倍になるので、おすすめです。

僕も文章書くのうまくなりたいなあ。

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