仕事中の人格について

プライベートでの私の人格など,実にいい加減なものである。
身勝手で,わがままで,ぐうたらな性格だ。

ところが,不思議なことに仕事中はそうではない。
仕事の進め方は身勝手でわがままかもしれないが,少なくともぐうたらだとは思わない。むしろ勤勉がすぎるくらいである。

ところが,少々困ったことに,気合いが入りすぎて別人格が出てくる時がある。

講師という仕事がら,人前に立って喋るのが重要な仕事だ。週40時間の勤務時間のうち,17時間ぐらいは人前で喋っている。

もちろん,勤務時間は40時間で済まず,月の超過勤務は100時間くらいあるし,喋っていることだけが仕事ではなく事務作業や電話応対,社内会議などもある。

別人格が出てくるのはその17時間のおしゃべりの時間なのだ。

元々,私はそんなにおしゃべりな性格ではない。
おしゃべりな性格ならこんなnoteは書いていないだろう。

その自分が人前で喋ろうというのだから,大変に気が張り詰める。人格が変わってしまっている。
1回の喋る仕事が終わると大変に気がつかれている。
元々,喋る仕事はそのような性質を持つものかもしれないが,私は特に気がつかれる。

あまり喋らない仕事や,じっくりと一つのことに向き合う仕事の方が,落ち着いて働いていられるのだ。

今の喋る仕事も,私があまり喋らずとも誰かが動かしていくように設計できないものかと思案を巡らせている。

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