見出し画像

歳相応の働き方

体力的な衰えはスポーツ選手ほどではないものの、どんな職業の人も30代後半から40代にかけて強く感じるのではないでしょうか(50代は未知の領域です)。

私の仕事は農業です。30代前半から今の仕事に就いていますが、始めた当初は雪の降る極寒の環境でも、真夏のうだるような暑さの日でも体は順応できていました。しかし40歳あたりから、以前の動きが出来ないのはもちろん、風邪をひき易くなったり、関節に痛みが出やすくなったりと体の不調を感じるようになりました。
確かにこれは体力的な衰えだと思います。しかし若い頃にも筋肉痛、だるさ、関節痛などは感じていたはずです。ではなぜそれを気にしていなかったのか。

それは、やらされているという感覚から来る不満や怒りが先にたっていたため、自分に意識が向いていなかったのだと思います。自分をかえりみる余裕がなかったんですね。そのくらい必死でした。

また、回復力があって不調を感じる時間が短かったこともありますが、免疫力、自然治癒力、そういった自分の回復力を信じ、疑うことがなかった。その信じる力はすごいのですが、冷静に分析し、自分の置かれた状況を判断しないと、どこかでそのズレが爆発すると思うのです。

40代になると仕事における立場も変わってきて、ある程度、仕事を自分でコントロールできると思います。そこで自分に無理のないよう仕事をコントロールし、かつ若い後輩たちにとっても、自分の若い頃を思い出し、快適に仕事が出来る環境を創ることが私の世代に求められる役割なのかなと思います。


この記事が参加している募集

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?