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オペレーターの仕事は性格が出る

私は農業機械のオペレーターをすることが多いですが、他の人の前工程を担当する際に気をつけることは、後に続く人はどんなことを思って私の仕事を見るだろう。ということです。

作業工程が早い位置にあるとき、その影響は後工程に大きく影響します。例えば野菜を作るのに、耕すことをいい加減にすると、種をまく時に土をかぶせにくかったり、大根などの、根ものだと二股のものが増えたりといったことがおきます。

マニアックな話をしますが、農業機械にマニアスプレッダーという機械があります。
この機械は堆肥を撒くときに使います。自走式や牽引式などありますが、簡単に仕組みを言うと、荷台に堆肥を積み込んで、後方へ堆肥を送りながら、最後尾に付けられたプロペラで堆肥を散らしながら走行するというものです。
この機械を使う時、ショベルで堆肥を積み込むと、山になります。その状態で荷台の後方へ堆肥をスライドさせると、山の頂点辺りを撒く時は一度に大量の堆肥が撒かれ、裾野の部分は堆肥が少なくなりむらが出来ます。そのためむら無く均一に撒くには、圃場に落ちた堆肥の少ない部分に、もう一度軽く堆肥を撒く必要があります。
私は均一になっていないのが気持ちが悪いのでそのようにしますが、そのままにする人も多いでしょう。性格の違いですね。厳密にしなくても極端な差がなければ、それ程影響は無い様に思いますので、どちらが良いという話ではありません。

また、この機械は1t、2tという重い荷物を載せるので、結構トラブルはつき物です。心がけ次第で防げるトラブルもあるのですが、トラブルの多い人はせっかちな人が多いように思います。

どんな性格だとしても、関わる人のことを考えながら仕事をしたいですね。


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