2019プラハ旅行記~Ex・お金編~

ついでなので、スーパー今更だけどお金に関するあれこれをまとめておく。

【現地での支払い】

クレジットカードを中心にするのが一番楽。日本と違ってレシートがたくさん出てきて店員さんがあれこれハンコを押すような手間はないので、深く考えずとも手っ取り早く支払いができる。
最近レートがいいのはJCBと聞くが、残念ながらチェコではJCBが使えるところが少ない印象。MasterかVisaならだいたいどこでも支払えるが、レート的にMasterがおすすめ。ちなみにAmexはびっくりするくらいレートが良くないのでハナから除外。
客側での端末操作時に、現地通貨か日本円かを選ぶ画面が出てきたら現地通貨を選択すること。NOボタンが現地通貨でYESボタンが日本円のため、うっかり日本円を選んでしまいそうになるが……日本円を選ぶと向こうが勝手に指定するレートで換算した金額になってしまい、たいてい割高になる。親切なところだと選択する前にレートが記載されたレシートを出してくれるところもあるが、ほとんどの場合特に何の情報もなくいきなりどっちにするか選択させられるのでとにかく現地通貨! と覚えておくのが一番。
ちなみに、あまりにその画面を警戒しすぎてその前画面の「カード決済する? しない?」でうっかりNOを押してしまうトラブルを連発した。落ち着いてやろう☆

だいたいの場所でクレジットカードが使えるが、クレジットカードが使えない場所の例を挙げたほうが参考になると思うので思いつく限り列挙してみる。

・現地密着型の飲食店
プラハの中心部から少し外れた地域や地方都市を訪れる際は、現金もしっかり準備したほうが無難。プラハ中心部の有名店でも、とりわけ硬派なお店だと現金派の可能性もある。難易度高そうなお店に突撃する際にはガイドブックをよく確認しておこう。

・公共交通のチケット販売機(旧型)
新型はクレジットカードが使えるらしいけど未確認。今回はターミナル駅にあるインフォメーション窓口でしかチケットを購入しなかったため、販売機を使う機会がなかった。旧型はお札すら使えず、小銭しか受け付けてくれないので注意。

・ストラホフ修道院の図書館
・ヴィシェフラドのインフォメーションセンター
・ペトシーン公園の展望台
観光地でもまれに現金のみのところがあるので要注意。ストラホフ修道院は金額そこそこするので詰みかねない。我々のすぐ前に並んでいたカップルは現金の持ち合わせがなかったらしく、退却を余儀なくされていた。こわっ!

・有料トイレ
観光施設にある有料トイレはほぼチップの延長線みたいな感じで、小銭払いとなる。無料のトイレかと思って入ってみたら有料というパターンもよくあるので、小銭は各々でいくらか持っておくと安心。

・空港のバゲージラッピングサービス
これに関しては日本でも現金のみのサービスだった。すご~く安いわけではないので、旅行の終盤にはこの出費を見越して現金のやりくりをしておくといいと思う。

【チップについて】

テーブルサービスの飲食店では、お会計時にだいたい10%くらいのチップを上乗せする。そんなに厳密ではないので、端数を切り上げてちょうどよくするイメージ。現金払いでもクレジットカード払いでも、「チップ込みで自分が支払いたい金額」を店員さんに伝えればそのように処理してくれるので大丈夫。おつりはちゃんともらえます。

今回飲食店以外でチップを払うような場面はなかった。チェコではホテルに連泊する際の「枕銭」みたいな習慣はないらしいし、ポーターさんに荷物を運んでもらうようなこともなかったので……。たぶんチェコではそんなにチップの心配しなくていいと思う。

【現金の調達】

現金が必要な場面はそれなりにあるので、着いたら早いうちに調達しておきたい。クレジットカードの海外キャッシング機能を使うのが一番! 両替はレート・手数料ぼったくりのリスクが高いし、両替所に入る人間に目をつけて……みたいな犯罪の話も聞くのでいいことがひとつもない。
キャッシングという文字で不安になる人もいると思うが、システム上で金額が確認できたらすぐに繰り上げ返済の手続きをする、ということさえちゃんとできれば利息もほんのわずかで済む。そういうの忘れるタイプの人はダメかもしれないw
その他、海外キャッシングについてはこちらのサイトが最も参考になる。基本的な使い方やカードの選び方、手数料についてはこちらを熟読しよう。わたしも旅行用に新しくセディナのマスターカードを作った。ショッピング利用もキャッシング利用もこの1枚にまとめたので、現地でいくら使ったのかがわかりやすくてよかった。もちろん有事の際に備えて予備となるカードも準備しておくこと!
実際に海外キャッシングを使用する際には、サイトの「悪質レートATM対策」にもあるように現地通貨か日本円かを選ばせる画面に注意すれば大丈夫。【現地での支払い】項目でも書いた通り、現地通貨を選択するのが鉄則である。

ATMの選択も大事である。悪名高きユーロネット(Euronet)のATMは、確認画面で謎の手数料を要求してきたのでキャンセルした。セディナは海外キャッシングに関する手数料がいっさいかからないカードなので絶対おかしい。その類の手数料は表示されるだけで請求されることはないという話もあるけど、万が一手数料取られてた場合に後から調べて手続きするのも面倒なので……なんかおかしいと思ったらその時点で取引キャンセルすることをおすすめする。
ブランドはどこでもいいので、街中の銀行の中にあるATMが使えれば一番安心。銀行に入るのは言語面でハードルが高く感じるなら、銀行の玄関口にあるATMでもいい。複数人で、周囲に不審な人物がいないかガードしながら操作するとなお安心だね。

ちなみに、海外キャッシングでお金を引き出すとすべてお札で出てくる。日本でもそうだけど、それ以上にチェコでは少額の会計時に高額紙幣で支払おうとするとめっちゃ嫌な顔される。最悪の場合拒否られる。なのであらかじめ低い金額で引き出しておくと困らずに済む。
ATMによっては、200kc札しか入っていない場合もある。その場合はちゃんとそう教えてくれるので、200kc札で我慢するか100kc札が入っているATMを探そう。銀行の中・外のATMは100kc札が出てくる可能性が比較的高い。
たまたまかもしれないが、100kc札が出てくる銀行のATMで300kc引き出したら200kc+100kcではなく全部100kc札で出てきた。100kc札がたくさん欲しい時は是非試してみてほしい。

【今回の費用】

ちょこちょこ思いついたものを買ったり、気付いたタイミングで何かを手配したりしているのでおそらくすべての費用は数え切れていないのだけど、ちゃんと手元にデータがあったものをまとめてみた。

航空券(3人分) 322,800円
チェコ・フィルハーモニーのチケット(3人分) 12,973円
プルゼニュ地下道博物館・醸造所見学(3人分) 4,187円
スカイライナー(3人分・往復) 7,380円
プラハでの空港送迎(3人分・往復) 6,240円
海外Wi-Fi(1日600MB上限のプラン) 8,112円
海外旅行保険(3人分) 6,570円
スーツケースラッピング(3人分・成田) 3,000円
ホテル代(3人分・6泊朝食付)+その他現地で使用したお金(観光・移動・飲食・お土産等)
ショッピング利用分 228,747円(うち、ホテル代が16万くらい)
キャッシング利用分 16,627円(利息は合計で28円)
免税適用で返金 -2,397円

合計 614,239円

計画段階での試算では、トータル70万くらいになるかな~? という感じだったので思ったより費用がかからなかったな! これは嬉しい驚きだった。旅行のために買ったもの(地球の歩き方とかバゲージタグとか)を含めても、まるっと予算内。このコスト感に慣れているとユーロ圏の物価の高さにビビってしまうw

今後チェコ旅行を計画される方の、費用感の参考になれば幸いです。もちろんもっとコストカットすることもできるし、逆に豪華にすることもできると思う。お財布と相談してぜひ綿密なプランニングを!

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