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2019プラハ旅行記~Ex・ホテル編~

今回の旅行で滞在したホテルについて、日本語で得られる情報が少なかったのでおまけとして書き残しておく。誰かの参考になればいいな。
個人的に、予約サイト類の口コミよりこういう個人ブログとかに綴られた感想のほうがなんとなく参考になる気がするんだよね。偏見だけど。

Charles Bridge Palace

今回家族3人で6泊したホテル。公式サイトはこちら
プラハ中心部にいくつかホテルを経営するチェーンらしく、評価は4つ星。とはいえ星で評価するようなホテルに泊まった経験が乏しいので、この星が妥当なのかどうかはよくわからない。

ホテル選びの観点

・ソファーベッドなどの簡易式ではないベッドで3人全員が眠れること
・フロントが24時間対応
・客室でWi-Fiが使えること
・客室に電気ポットがあること
・専用バスルームがあること(シャワーでも良しとする)
・上階までエレベーターが使えること(ものすごく大事)
・6泊するので、できれば部屋がゆったり広めなこと
・空港からの送迎で指定できる(だいたいのホテルなら指定できるけどね)

泊まった部屋

「デュプレックス スイート」という部屋タイプ。
入ってすぐがテレビやライティングデスクの置いてあるリビングエリア、奥にバスルームと寝室①。部屋の中の階段を上がるとバスルームと寝室②というメゾネットタイプの部屋。2階部分は建物の最上階にあたるらしく、天井が十分すぎるほど高い屋根裏部屋という感じだった。
寝室①はシングルベッド×2、寝室②はダブルベッド。シングルベッドはやや狭めだったが、父親を上階に隔離しようということで一致したので寝室②は父親にあてがった。実際寝てみたらシングルベッドの狭さもまあそこまでは気にならなかった。ダブルは結構広々した感じだったので、2人で寝てもまったく問題ないだろう。
バスルームはどちらもシャワーブースのみ、バスタブはなし。バスタブ付きの部屋もあるらしいが、残念ながらチェックイン時の空き状況によるというやつで確約は不可。シャワーの水圧が消えた……なんてこともなく、お湯の温度も勢いも問題なし。備え付けのバスアメニティも香りがきつすぎず悪くなかったけど、日本から硬水でも使えるものを選んで持参していたのでわたしはほとんど使わなかった。
バスルーム①の洗面台は収納が多く、持ってきた身だしなみ用品をしまっておくのにちょうどよかった。流しも広々していてよかったのだけど、水栓がいまいちちゃんと閉まらないので、水を張ろうとしてもどんどん出て行ってしまうのだけは洗濯時にちょっと困った。
タオルも小さなハンドタオル・フェイスタオル・バスタオルと3種用意されていて、毎日しっかり変えてもらえた。掃除は正直テキトーだなという感じだったけど、リネンさえちゃんと変えてもらえてればそこまで文句はない。

フロント対応

ちょこちょこ外出と帰宅を繰り返したので、鍵の受け渡しでフロントには1日何度も挨拶することになった。英語は問題なく通じる。セーフティーボックス事件の時もあっさり通じて本当によかった……。
あと、夜勤のおじさんの対応がへっぽこ旅行者には非常にありがたかった(宿泊者名簿用のカードを書くのに若干てこずっていても急かさない・着いたばかりであれこれウロウロする不審者にもやさしい)。
そんなに広いフロントというわけではないので、チェックインやチェックアウトで混雑していると少し待つような場面もあるが、ちゃんと待っている人間がいるということを認識してくれているのでサービスレベルとしては充分すぎるくらいだと思う。
今回の旅行でそんな場面はなかったが、わたしは基本的にチェコのサービスレベルを信頼していない。見積もりはだいぶ低いw

その他設備

朝食が思ったより良かったのは本編記載の通り。会場はそこまで広いわけではないが、満席で人が座れないということはなかった。ただ、テーブルとテーブルの間がわりと近いので、出入りが楽な席を選びたいなら早く行くに越したことはない。
エレベーターの鍵は部屋の鍵にくっついているカードキー。これを差し込まないとボタンが反応しないシステム。
部屋の鍵は普通の鍵なのだけど、日本とはどうも鍵を差し込んでからの回し方やドアノブの回し方などが違うので最後までやっぱり慣れきれずにガチャガチャする羽目になった。ダサい。
ATMがあるとの情報だったが、実際にはホテルの外に設置されていて結局使う時には周囲を警戒しなければいけないのとEuronetだったのとでお話にならなかった。解散。

立地

まあぶっちゃけこのホテルの一番いいところは立地である。カレル橋まで歩いて3分。プラハのだいたいの観光スポットまで徒歩圏内と言っていい。
だがしかしその立地のせいか「夜うるさい」というレビューも多く見かける。ホテルを取った後にそれらのレビューに気付いたのでめちゃくちゃ迷ったのだけど、「できればヴルタヴァ側じゃなくて庭側を」とリクエストしたのが効いたのか、それとも最上階だったせいもあったのか、わたしたちは全く騒音を感じることはなかった。確かに、遠くの方で人が集まってるな~お店がやってるんだろうな~くらいの音はするけれど、それで眠れないというレベルにはまったくかすりもしなかった。
どちらかというと父親のいびき(結構な大音量)が周囲の部屋に響いていなかったかということの方が心配である。

その他気になったこと

・バスルームの扉の鍵の立て付けが悪く、絶対危ないから鍵には触らないようにしようと思っていたのに最終日を目の前にして好奇心に負けてためしに閉めてみたらやっぱり開かなくなった。
母親に外側から押してもらって立て付けを調整することで無事出られたのでよかったけど、1人旅行だったら死んでいた。
ちなみに母親には「あんたが自分で『これは絶対ヤバいやつ』って言ってたのに……何してんのさ……」とめっちゃ呆れ笑いされた。
・スリッパがない。100均で買って持って行こう。
・枕元にはコンセントがない。寝室内にはあるけど、ベッドからは遠い。
・冷房用のエアコンはついているけど中央管理なので、部屋で個別には調整できない。暖房用のセントラルヒーターは強さを個別にダイヤル調整できる。洗濯物を乾かすのに大活躍だった。
・パジャマは自分で持って行こう。日本のビジホではないので置いてない。
・間接照明がいっぱいあるけど、明るさの調整はあんまりできない。豆電球とかそんな気の利いたものはない。わたしと母親は「寝室①の電気はすべて消して、リビングエリアの間接照明をひとつつけておく」というスタイルが一番ちょうどよかった。

総括

1人1泊あたり1万円以下というコストパフォーマンスを考えると、この立地でこの施設・サービスは充分なのではないかな? 何か劇的によかったわけではないけど、劇的にマズかった部分もないので3~4人で旅行するならまた選択肢に入ってくるホテルだと思う。快適な宿泊でした。さすがに6泊するとなんとなく愛着が湧く。

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