2019プラハ旅行記～準備編～

6年前にプラハに行った思い出話をほんのちょっとしか書かないうちに、再びプラハに行くことになった。他人事みたいな言い方だけど、出発直前の実感のなさといったらなかったのでこの表現は意外としっくりきている。
今回こそ、熱が冷めてしまわないうちにいろいろと書き残しておきたい。自分の気が済むまで書くのが目標。がんばろう。

「GWは両親を連れてプラハへ行こう！」と決めたのは、10連休が正式に決定するよりも前のことだった。やっぱりいつかは両親をプラハに連れていきたいと思っていたが、いやいや「いつか」なんて悠長なこと言ってられんわ！　と遂に決意し、両親に切り出してみたらものすごい軽いノリで「行く行く～」てな感じになったので本当に行くことになってしまった。あれこれ調べてみたら自分の貯金でなんとか連れて行けそうだったので、基本的に旅費はわたし持ちで手配。すごい！　親孝行っぽい！　でも何より自分がプラハ行きたいっていうのが先に来ているので、ぜんぜん滅私親孝行的なマインドではないのであった。我が強い。

①チェコ・フィルハーモニーのコンサート
プラハに行くぞ！　と決まって一番最初に手配したのがチェコ・フィルハーモニーのチケットだった。世にエンタメのチケットは数あれど、名のあるオーケストラのチケットはマジで1年(あるいはそれ以上)前になくなってしまうのでチケット戦争のレベルが違う。今回は比較的ライト層にもなじみやすいだろう演目がちょうどいい日程にあったため、このコンサートを定点として旅程を組むことを決意し、チケットを確保した。日本で同じコンサートを観に行ったらいくらするか考えるとお値打ちすぎる価格……6年前、結局チェコフィルを聴けなかった自分のリベンジでもある。

②航空券
日本からプラハまでは乗り継ぎが必須だが、現実的な出発および到着の時間・乗り継ぎにかかる時間で絞り込んでいくと意外と選択肢が残らない。前回の経験からパリ乗り継ぎだけはごめんだぞ～～～と思っていたら、そもそも検索結果に出てこなかった。
当初はフィンエアーを検討していたのだが、どこかのタイミングでかなり強気に値上がりしたので泣く泣く候補から外した。そして悩みに悩んだ末、おそロシアと名高きアエロフロートに賭けてみることにした。いやだって成田出発時間と乗り継ぎ時間、そしてプラハへの到着時間のバランスがすごく良かったし何より圧倒的に安くてな……ビビリなのでネット上の評判をあれこれ検索してみたら「ソチ五輪やW杯を経てずいぶん良くなってる」という情報にかなり説得力があったので、覚悟を決めて購入。アエロフロートは航空券購入時にパスポート番号入力が必要なので良い子のみんなは気を付けよう！　うちの両親のパスポートはとっくの昔に切れていたので新規発行が必要で、まあでもそんな急ぐことないよね～とか余裕こいてたらこのざまで一回航空券をキャンセルする羽目になったからね！　(キャンセル料かかるのかと思ってマジで肝が冷えた)(かかりませんでした)(よかった)
航空券の手配は本当に難しい。早ければ早いほど安いとは限らないし、燃油サーチャージも結構頻繁に増減があるし……今回の航空券は結局2018年8月頭くらいに手配したのだけど、その後の価格変動は追っていないのでわからないw　まっ、知らぬが仏である。

③ホテル
ここまで来ればもうそんなに急ぐこともない。プラハに腰を据えてがっつり滞在しようと考えていたので、あまりケチろうとはせずに立地と設備を重視して比較検討。5つ星からユースホステルまで、プラハの宿泊施設はそれこそ星の数ほどあるので価格帯を絞ってもなお結構選択肢は多い。
ただこれも航空券と同じで、予約開始時期がホテルによって異なるので難しい。わたしも候補がほぼ出揃ったな〜どうしようかな〜と思ってふと再検索してみたところ、ピンとくるホテルが新たに予約開始していたのでそれまでの候補を全部白紙にしてそこに決めた。そんなもんである。

④その他各種手配
・海外旅行保険
ネットから簡単に手配できる世の中。航空券を手配したサイトがさもお安いですよ！　という顔をして勧めてきたやつは普通に割高だったので、自分で相見積もりして手配。チェコを旅行する際は海外旅行保険の証明書が必須らしいのでお忘れなく。
・海外Wi-Fi
前回はフラットのWi-FiとフリーWi-Fiだけで乗り切ったが、今回はガラケーユーザーの同行者もいるし何かあったら自分がなんとかするしかないし……と思って手配。これまた航空券サイトが特別割引！　とか言って勧めてきたやつは全然安くなかった。検索すると普通にもっと割引率の高いやつが出てくる。
実際、フリーWi-Fiを探して接続する手間なしで日本と同じようにネットが使えるのはかなり便利だった。保険をかけて大容量600MBプランにしたのだが、一人で使う分にはそんなに必要ないな！　ホテルのWi-Fiが思ったよりちゃんとしてたことも大きい。
・空港送迎
石畳を大きいスーツケース抱えて移動するのは避けたかったので、空港からホテルまでの送迎を手配。あまり考えず、検索するとすぐ出てくるところに決めたのだがこれが正解だった。迷ったらとりあえず大手、が間違いないということをこの後によ〜く思い知ることになる……
・スカイライナー手配
JR上野駅から京成上野駅への移動にどれくらいかかるものなのかわからなかったので、近い時間のスカイライナーを2本押さえておいて乗れる方が確定したら支払いをするというやり方で手配。支払いサイトの挙動が微妙で当日やや焦る羽目になったものの、無事乗れた。スカイライナーは大型スーツケースでも余裕の荷物置き場があるのがありがたい。
・観光地とレストラン予約
プルゼニュでのビール工場と地下道博物館見学、プラハの人気レストラン2軒は事前に予約しておいた。どれもWeb上で手配できる。超簡単。

だいたい事前準備はこれくらい。あとは両親に旅程・持ち物アドバイス・注意事項などを書いた旅のしおりを作ったり、最新版の地球の歩き方をプレゼントしたり。1年かけて準備したのになんやかやで出発前にバタバタするのはもう仕方ないのである。