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#note書き方座談会 レポ @文芸部部室

夜も更け始めたPM10:30。人の気配も消えた頃、唯一煌々と明かりの灯る部屋が一つ。

そこに集うのは座談会に招かれし文芸部員の面々。今宵、未知の一室で繰り広げられるはどんな夢物語かーーーーーーーーーー。



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座談会から早数日。未だに余韻に浸っている七屋糸です。

#note文芸部 、第2回目の #note書き方座談会 の模様をお届けしていきます!記念すべきメンバーは司会 uraraさん、サポートのまるぶんくん、オブザーバーのおまゆさん、参加者の百瀬七海さん杉本しほさんアンドゥ〜ジュンさん深森透さん戸崎佐耶佳さん、七屋糸です。

今回も第1回目に負けず劣らず情報量の多い内容となっておりますので、少しずつまとめていきたいと思います!


■noteを書くときはスマホ派?パソコン派?

・スマホ派!

・PCはないので完全にスマホ派

・基本はスマホ、気分が乗ってきたらPC

・短文はスマホ、長文はPC

・すぐにメモできるスマホと、じっくり書けるPCの使い分け派

・PC派!

全体としてはスマホ派さんが多かった印象。スマホはいつでもどこでも書けて、メモも取りやすいから活用している人が多いようでした。

反対に完全にPC派!という方もいらっしゃる様子。もしくは気分が乗ってきたとき、腰を据えて書きたいときにPCに向かうという使い分けをしている方もいるようですね。

参加者の中にはスマホのフリック入力とPCのキーボードの比較記事を書いていた強者もいたのでシェアします。

さらにお役立ち情報。スマホ派だと文字数がわからないので文字数制限企画に参加するときに不便…という方向けに、座談会内で紹介があった便利アプリを名前だけご紹介します!

・小説ノート
・Evernote
・カウントメモ
・Simple note



■noteを書くときはアプリ派?ブラウザ派?

・ブラウザ派!

・自動保存してくれるのでブラウザ派

・アプリもブラウザも使い分け派

・アプリ派!

・公式アプリ派だけど……

アプリ派ブラウザ派で意見は別れましたが、皆さん口を揃えて言っていたのが「アプリは改行に少々難あり」ということ。

うまく幅を揃えられなかったり、ブラウザとは操作性に差があるので苦労している方も多いようでした。

またブラウザの良いところは「自動保存」という意見が多かったですね。気づかずに閉じてせっかく書き上げた文章を全消し!なんてことにならないためにも、重要な機能なのかもしれません。ただ間違った操作も保存されてしまうので要注意ですね。



■書くときの着想はどこから?

・寝てる時、歩いてる時、トイレ中

・寝る前、お風呂中などぼーっとしてる時

・お風呂、トイレ、散歩、寝る前

・シャンプーしてる時

・仕事中

・周囲の風景、言われたこと、言ったこと、ぼーっとした時、夢の中

・良いシュチュエーションを見た時

・何かが降りてきたとき(一文、タイトル、キャッチコピー)

・音楽を聴きながら周りの人にアテレコ

やはりふとした瞬間(寝る時、入浴中、散歩中など)に思いつくという方が多いようです。書く時に考える、というよりは日々書きたいことをストックしておいて、常に取り出せるようにしておくと便利ですよね。

ただ仕事中や手が離せない時に思いつくと、忘れないように必死!という作家さんも。

または周囲の風景や会話の中、シチュエーションから着想を得ている方や、周りの人の会話を想像してアテレコなど、自分が見たり聞いたりしたことから想像を膨らませているという意見も多くみられました。

その中でスポットライトが当たったのが「常に行動を小説に脳内変換する」ということ。

自分の立つ、歩く、走る、座るなど行動の一つ一つを小説の地の文のように変換しながら過ごしてみるという方法のようです。

その状態を維持するのは大変!と実践者からの意見もありましたが、描写力の向上にもってこいの練習法なので無理のない範囲でぜひ試してみたいですね。

また着想に関してもオススメの書籍を挙げてくださったのでシェア✳︎



■小説を書くときのこだわり、やっていることは?

皆さんの意見が爆発し始めたこの質問!箇条書きにするのも難しいほどだったので、簡単な解説と共にお届けします。

・読んだ時に一枚の絵が思い浮かぶ

物語の世界観、情景がまるで絵画のように読み手に伝わるように書く、というとても素敵なこだわり!舞台設定がブレないと継続して読みやすいという利点もありますね。

また反対に「舞台設定のブレを利用して読み手に余韻を残す」という作り込みをしている方も。書き方、伝え方は本当に人それぞれですね。

・最初に一番書きたい場面から考える

物語のクライマックスや一番の見せ所から考えて前後を埋めていくという書き方。メインの台詞や描写があれば他の部分も想像しやすいですね。

ただ物語の順序とは入れ替えて話を作るので、メインのシーンの整合性が崩れないようなキャラクター作り、ストーリー展開に苦労されている方も多い様子。

その悩みに対して「メインのシーンにたどり着くまで、一つ一つ理由づけをしていく」というアドバイスがありました。

その他にも作家さんらしいこだわりがたくさん上がったのでご紹介。

・登場人物に「こうなってほしい」という気持ちを大切にする

・書き終えた作品から再発見する

・書き出しから考え始める

・思い浮かべた情景を再現するように書く



■物語に「書かされた」と思ったことはある?

・気がついたら最高のエンディングを迎えていた

・キャラクターが勝手に動いてくれる

・そもそも着想の部分から登場人物が動いてる

・物語の整合性が後から勝手についてきて、自分が無理やり書かされた体験がある

・必死で書いていたら考えていなかったところに着地した

多くの作家さんが、物語が自然と動き出すような経験をしているようですね。

中には「キャラが動き出すまでじっくり待つ」というスタイルの方や、「登場人物は大抵思ったように動いてくれない、もはや思い通りになる方が大したことないのでは…」なんて意見もありました。

キャラクターは動かすものではなく勝手に動き出すもの、なんて言う言葉もあるくらいなので、作家さんそれぞれに特別な体験があるようです。



■書いている途中に自信喪失した時はどうしてる?

・なるべく他の作品を読まない

・途中でアドバイスはもらわない

・自分が読みたいものを書くので気にしない

・書きたかったものを再確認する

・自分の気持ちを代弁してくれるような音楽を聴きながら寝る

・自分の書き方を知っている人とディスカッション形式で問題点を洗い出す

・怒りや嫉妬など気持ちを書くエネルギーに変える

・今までこれだけ書いてきた!という積み重ねを振り返る

・負の感情をぶつけた絵を描く

こちらは個人的にとても参考になった質問だったので、一つ一つ書き出してみました。

ざっと出しただけでもバラエティーに富んだ様々な意見が出ています。作家さんは誰しも苦労しながら作品を書き上げているんですね。

作品には感想やコメントなど、評価がつきもの。それに励まされることもあれば、書く気力が半減してしまうこともありますよね。

長く書き続けるためには技術やアイデアだけでなく、自分のメンタルと上手に付き合っていく必要がありそうです。



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盛り上がりの最高潮で宴もたけなわとばかりに、第2回目の座談会が終了いたしました。

個人的にはまだまだ話し足りない!定期開催してほしい!という想いでいっぱいでした。

私なりのまとめ方になってしまったので、解釈の違いや意見の漏れなどがあったらごめんなさい。

最後までお付き合い頂き、ありがとうございました! 第2回目の座談会レポはこれにてお開きです。

はてさて、第3回目の座談会はどんな素敵な夜になるのでしょう。楽しみです。




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部誌作るよー!!