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コロナで詰みかけた話

こんにちは、ノブ(@chemordie)です。実は先日、家庭内でコロナウイルス感染者が出てしまい、生活が詰みかけました。今回はそのおはなし。

発端

共働きな我が家では、子供1, 2は春休み期間中に学童に通っていました。そんなある金曜日、学童から緊急の連絡が。

「学童内でコロナウイルス感染者が出た。お子さん2人が濃厚接触者となったので早めに迎えに来てほしい。抗原検査キットをお渡しする。」

保育園児の頃にも同様の騒ぎがあったので、子供2にとっては2度目の抗原検査でした。幸い在宅ワークで家にいた私が慌ててお迎えに行くと、どうも子供2の体温が高い…。そのまま子供3のお迎えに保育園に回る予定だったのを変更して帰宅し、体温を計ると38度近い発熱が。これはいかんと子供1, 2を隔離し、それぞれの抗原検査。

でた。

出社していて家にいなかった妻に連絡し、子供3のお迎えを依頼。学童→地域の福祉協議会に報告し、子供2は指示された医療機関で診察&PCR検査を受けることになりました。

ここまで流れで一番良かったことは家に入ってからも子どもたちにマスクを外さないように事前に指示できていたこと。こうなっては気休めかもしれませんが、少しでも家庭内感染のリスクを減らさなければなりません。

幸い、子供1は抗原検査陰性&独りで留守番できるようになっていたので、家で宿題をしてもらいながら留守番。私と子供2で受診&検査へ。

「検査数が増えてきているので結果は明日夕方〜明後日になります」

とのコメントに驚きつつ帰宅して、急いで帰宅&子供3を迎えに行ってくれた妻と車の窓ごしに距離を取って作戦会議。

一軒家の我が家で、妻と子供2が2F、子供1&3と私が1Fで生活という家庭内隔離を行うこと話がまとまりました。

我が家の生活基盤

1Fに殆どの生活機能が集中する我が家において私の最低限の役割はというと、

・子供1, 3のお世話
・全員分の食事づくり&片付け&皿洗い
・風呂準備
・全員分の洗濯&干す&畳んで収納
・ゴミ出し
・上記全てを2Fメンバーも回るようにやり取り(階段途中での物資置き配&回収、妻とのメールによる情報共有)

つまり、食事を作っては2Fメンバーの分を送り届け、タイミングを見計らって階段で食器やゴミを回収し、新しい服と洗濯物を交換し、1Fで洗浄、洗濯などを行うということです。

もちろん、1Fで子供2人を見ながらです。
これからが ほんとうの地獄だ…(ベジータ略)

湧き上がる問題点

前提として、私も妻も日常的な家事育児はたいてい(様々なツールを使いながらも炊事・洗濯・掃除・風呂・裁縫・寝かしつけぐらいまでなら)こなすことが可能で、数日間だけならワンオペも対応できます。(この話はまた最後に宣伝します)

なので、隔離生活でもそこまで大きな問題はないかな、と当初は考えていました。で、家庭内隔離生活が始まりましたが、いきなり問題が起こります。

・PCR検査の結果が出たのは土曜日だった
・我が家メンバーは全員濃厚接触者となり、土曜から外出できなくなった
・我が家は週イチで1週間分の食料買い出しを行い、水曜日にコープデリ(宅配サービス)で補充している
・買い出しは毎週日曜日
・土曜日には冷蔵庫がほとんどカラになっている
・つまり、食べるものが無い状態で外出を封じられた

しかし、流石は私の妻。金曜夜の時点で妻の実家に「外出できなくなったかも。すぐに食べ物を送って。」と的確なお願いをしていました。

実はこの週末、久しぶりに義両親が我が家に遊びに来る予定でした。そのキャンセルを知らせるとともに食糧支援のお願いをしていたのです。すごいぜ、ウチの妻!

土曜に届いた物資(野菜、たまご、焼きそば、子供のお菓子など)に感謝しつつ、ネットスーパーで必要なものを緊急発注。在庫のチェック箇所の指示は妻(普段から在庫管理担当)、実際の確認に動くのは私(在庫量は把握してないけど保管場所は分かる)、という役割分担が的確にできたので日常的な消耗品は問題なく対応回できました。

ただ、時期的に子供たちの新学期の準備も合わせて行う必要があり、色鉛筆やクレヨン、のりやセロテープなどの消費状況確認、上履きのサイズアップ確認など日常的な内容でない部分にひと苦労…。

また、自宅待機期間は全体を通して子どもたちはヒマです。ただでさえ私と妻の間で情報共有にかかる時間が発生する上に外出もできない。フロアを隔絶して生活するため1台しかないNintendo Switchも取り合いに。熱があった子供2も自宅待機2日目にはすっかり回復し、子供たちのストレスは早くも高まっておりました。

助けてくれるのはいつもアイツ

で、そんな時に助けてくれたのがドラえもんの映画40作品一挙公開@アマプラです。

PCでもタブレットでも見ることができて、適度な長さで、内容も子供にちょうど良い。正直、ドラえもんが助けてくれなかったら今回の生活は持ちませんでした…。(日本誕生なんて2回も見ました)

思い切って手抜き生活

正直、子供が常に家にいる生活(しかも隔離生活)では諦めざるを得ないことがあります。以下、列挙します。

・手の混んだ食事づくり
味噌汁やスープ程度はルーチンの食材セットでなんとかしましたが、手の混んだメニューを準備している時間も、精神的な余裕も、肉体的な余力もありませんでした。なので、レトルトとか冷食とかネットスーパーの惣菜とかに頼りまくりました。

・入念な掃除
丁寧に掃除機をかけるのを諦めました。食事後に床を拭き掃除するのみ。

・業務
同じ部屋に子供がふたりもいて、仕事なんか出来るわけないやろ!最後の方は子供1のオンライン授業も始まり、完全に諦めて年度の初めから有給休暇を何日か取りました…

隔離生活を振り替えってみて

今回、自宅待機期間が過ごしてみて、良かったなと感じることがいくつがあります。

・思い切って諦める部分を認めたこと
→全部を完璧に回そうとしたら、パンクしていたと思います。緊急時には最低限で良いのです。

・早めに生活必需品入手経路を確保できたこと
→妻の実家ヘルプ作戦から、ネットスーパーへの緊急発注へと繋げたこと。途中でいつものコープデリの供給も加わり、物資が安定しました。

・アマプラで時間を潰せたこと
→ドラえもんは神

・私も妻も一通りの家事育児を行うことが可能だったこと
→これが一番大きいです。もし仮にどちらかにしか出来ない部分があったら、恐らく生活が破綻していたと思います。今回の期間中、私1人で炊事・洗濯から子供の寝かしつけ、おねしょ対応、隔週でお世話になっているヤクルトレディの訪問販売対応、子供のワクチン接種予約の変更、習い事のスケジュール調整、学校の先生との電話相談&玄関先での教科書受け取り、子供1のオンライン授業開始どがありましたが、(私の業務が回らない以外は)全て問題なく対応することができました。

日頃から家事育児に参画していて良かったと感じた次第です。共働きなので当たり前といえばその通りですが、家事育児を意識して動いていて本当に良かったです。

宣伝
我が家の共働きにおける家事育児については別のnoteにまとめてありますので、ご興味があればどうぞ

(注意: 内容は我が家の子供がまだ二人だった頃のものですが、今でも問題なく使えます。また、前提部分以降は有料です。)

家庭内隔離生活で役だったモノ

今回の事態で活躍してくれたグッズたちを紹介します。家庭内隔離生活の可能性のある方はぜひ。

・体温計(複数): 隔離したそれぞれのスペースに1つずつあると便利でした。(途中で買い足しました)

・宅配ボックス: 配送業者の方と顔を合わせなくても配達してもらえるので非常に助かりました。後付けで設置できる宅配ボックスもありますので持ってない方はぜひ。なお、ネットスーパーやコープデリは玄関先に置き配してくれるサービスもあるので安心でした。

・タブレット、Nintendo Switch: 子供たちの暇つぶし

・充電器&テーブルタップ(複数): 上記アイテムを充電するためにそれぞれのスペースで利用しました

・配膳用お盆: 購入は子供部屋に夜食を運ぶようになってからかしら、などと考えていた時期もありましたが、今回これを購入したことでフロア間の食事&物資のやりとりが本当に楽になりました。
使い方としては、お盆に食事を載せる→隔離部屋の前に置く→心配そうにそっと立ち去る(画像はイメージです)

あくまでもイメージです

家庭内隔離生活を送る場合は迷わず購入をオススメします。

・冷凍肉&レトルト食品&冷凍食品&乾麺&パスタソース: 頼りまくりでした。私が真面目にやったのは米を炊いた&味噌汁 or スープ作りくらいでは…。ともあれ、家族が多い家庭では緊急時に楽して過ごせるような備えが必須だと思います。

・栄養ドリンク: 隔離生活期間中、何本消費したか分かりません。心身ともに疲弊した状況下で、気休めになってくれました。

・マスク: 家庭内でもマスクをする必要があった&定期的に変えさせていたのでそれなりの量が必要でした。非常時用に使い捨てマスクを少し備蓄しておいて良かったです。

・アルコールスプレー、アルコールウェットティッシュ: タブレットやNintendo Switchの受け渡しの際には毎回活躍してくれました。

・抗原検査キット(通販): 濃厚接触者になり基本的に他者と接触できない状況で検査キットを入手し、結果を通知するように!と求められた際に活躍します。(色々アホな状況がありました)

永遠に外に出られずに在宅ワークする実験化学者が爆誕するところでしたが、Amazonに売っていたおかげで助かりました。通販のチャンネルをもたない人は詰みです。アホか。(自費で購入する時点でおかしい気が)

なお、Amazon通販ではありませんが、PCR検査も通販での受診が可能です。検査キット送付→検体を自分で採取→郵便で返送→結果をメールで通知、というサービスはいくつかありますので、必要な方は調べてみてください。

終わりに

感染により一旦は生活が破綻しかけた我が家でしたが、なんとか持ち直すことが出来ました。お子さんがいるご家庭だけでなく、夫婦のみの場合でも、独り暮らしであっても非常時に対する備えは絶対に必要だと感じた次第です。何しろ、ある日急に「外に出てはいけない」という状況になります。自宅に何もない状況でも買い物にも行けず、場合によっては本当に詰みます。

「感染しない」というための努力ももちろん重要ですが、それだけではなく、「もし、感染してしまったら」という部分も真剣に考えておくことをおすすめします。

ノブ

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