9.最悪のスタート

さて、ひま部でできたすきぴに玉砕し
破壊された精神も少し落ち着いた高1の夏のお話。

中学時代に仲が良かった友人5人と自転車で30分くらいの場所にある某人気レストランにご飯行こう〜という話になったのが事の発端。

みんなでワチャワチャ話しながら田舎道を自転車で走っていく。
私の平穏な日々はここで一旦終わりを告げる。

さすが某人気レストラン、夏休み金曜夕方に席が空いてる訳もなく、1時間待ちという。

1時間もここで待つの暇だし、1時間後に現地集合という事になり、一旦解散。

さて、いつもなら書店にでも行って立ち読みでもするか〜と思い、とりあえず書店に自転車で向かう。

書店に着いて、お気に入りのラノベコーナーに立ち寄って新刊のチェックをしようと思ったが、
ポケットから微かに震えを感じて無意識にスマホを取り出す。さすが現代人。

通知の主は、ひま部の〇〇県住みサークルで知り合った男さんだった。
お互いの詳しい住みについてDMで話している最中だった。

通知の内容を見ると、住みがもしかしたら近いかもというメッセージが届いていた。

まぁ、会うことは無いだろうなぁ〜と思いながら
自分の住みを少し深めに教えたところ、
まさかの同市住み。
いや、ええ、田舎なのに元すきぴに続いてそんなこともあるのかぁ。

間髪を容れずに相手から
そっちに行くから会えないか。
というメッセージが届いた。

いつもだったら脊髄反射の如きスピードで
やんわりと断っているが
この日は1時間も暇を潰さなきゃいけないという
イレギュラーな状況。

そして何よりも
ネットの人と会うってどんな感じか1回試してみたい
という、本当になければ良かった好奇心に駆られて会うことに。

お互いアニメ好きだし話そうよ的な事を言われ
う〜ん、それなら別に会わなくてもいいんだろうなぁと思いつつ、でも1回会ってみたいという好奇心。

天秤にかけた結果負けたのは会わないという選択肢。

これが私の人生を大きく変えたキッカケの1つとなってしまうのだった。

相手は自転車で15分くらいで来るとの事だったため、とりあえず書店を出て、集合場所の店へと向かった。

この時のドキドキは今でもよく覚えている。

というか今でも人と会う時は毎回この時と同じくらい緊張するんだよね。
なぜなら、人見知りだから。
なんで人見知りなのにこんなことしてるんだ?って思うじゃん。

私もわかんない。

さて、話を戻して。
体感1時間くらいの待ち時間の末、相手から着いたと連絡が入る。
お互いの服装を伝えて、無事に合流。

相手がほとんど写真を載せてないタイプの人だったため、想像が付かなかったが
会ってみると田舎にしてはカッコイイ寄りの20代の男性だった。

会った瞬間は心臓止まるかと思った。

私たちが中学上がるくらいから
みんなiPod touchとか持ち始めるくらい
インターネット機器が普及し始め、
同時に、SNSを利用する人間も増えた。

中学時代に耳にタコが出来るほど学年主任から
言われたセリフ
「ネットで知り合った人を安易に信用して会ったりするのは危険だからやめなさい」が
頭の中に過ぎり、
今わたし、悪いことしてるんだぁ。と思い
心臓がかなりバクバクした。

頭ふわふわしながら相手に
ゆっくり話せるところへ行こうと連れていかれる。

連れていかれた先は警察署裏の公園
ここででジュースでも飲みながらのんびり話すんだろうなぁ〜と思い、自転車から降りる。

その瞬間、相手に手を引かれ、公衆トイレに引き込まれる。

何が起こったのか理解出来ず、頭が真っ白になった。

相手は鍵をかけ、こっちに寄ってくる。

ゼロ距離になった途端に、着ていた服の上から
胸を揉まれた。

この瞬間に、ようやく自分が置かれている状況を理解し始めた。

しかし、理解することは出来ても

体が動かないし、声が出ない。

普段は、いつかこういうことされたいなぁ♡と
他人と触れ合う妄想をしてきたが

その相手はいつだって好きな人、すきぴだった。

だが、今の相手は初対面のもはや知らない人。

逃げりゃ何とかなるって思うかもしれないが
いざ、こういった状況に陥ると本当に何も出来なかった。本当に無力だった。

私が硬直している間に相手は服の中に手を入れ始め、直で胸を揉まれる。

物凄く嫌だった。
すぐにでもその場から逃げたかった。

嫌でも何故か下は濡れるもので。
相手は私のズボンに手を突っ込み、下を触りニヤァと笑みを浮かべた。

すぐさまお互いのズボンを下ろされ、
今から起きることを認識し、血の気が引いた。

掠れそうな声で「嫌」と言ったものの、
相手の手に塞がれ、言葉を発する事すら出来なくなってしまった。

この日は、いわゆる“女の子の日”5日目。
終わりがけとはいえまだ経血が少しは出ている状況。

だが、相手はそんな事お構い無しで

生挿入。


YouTubeで18禁ゲームの動画を見て
性が目覚めてから

ずっと

ずっと


夢見続けてきた。

初めては好きな人と。
喜びを分かち合える。

そう信じてた。


現実は非情だった。


私の初めては初対面の男と公衆トイレで立ちバック生挿入。しかも女の子の日。


入れられているはずなのに全然快感を感じない。
この時は頭真っ白だから、パニックだからだと思ったけど

今思えば相手がとんでもねぇ粗チンだったからなんだろうなぁと。
今まであのレベル超える粗チンに会ったことないもん。

まぁそんな話は置いといて。

挿入から3分も経ってないくらいで
相手が膣から抜き出し、私をしゃがませ
口に突っ込んできた。

初めて生で見たモノ。
興奮もクソも無く嫌悪感に苛まれながら
相手に軽く腰を振られて、口内射精された。

相手に口を抑えられ、飲むように強制され
仕方なく飲み込んだ。

公衆トイレに入ってから実に15分未満。

私の初めては呆気なく奪われたのだった。

事実を受け入れられず、へたれこむ私を尻目に
相手はそそくさとズボンを上げ、公衆トイレから出ていく。

トイレの中で静寂に包まれながら
さっき起きた事を思い出し、ツーっと涙が流れた。

ただ、お喋りするだけだと思って会ってみたら
この始末である。

学年主任が言ってたことって本当だったんだなぁ。

そう思いながら溢れる涙を拭い、
文句の一言でも言ってやろうと思い
ひま部を開く。

そうすると何と、相手のアカウントが綺麗さっぱり消えている。

驚きのあまり、「え”」という声が出る。

まさか、と思い外に出ると
案の定、相手の姿は消えていた。

なんと、合意なく生で性行為に及ばれた挙句、
ヤり逃げされたのだった。

現実を受け入れることが出来ず、暫く公衆トイレに引きこもって涙を流し続けた。

しばらくすると集合時間3分前になっている事に気づき、慌てて顔を洗ってから友人と合流しに向かった。

当日は、友人と一緒に居れたから気も紛れたが
本当の地獄はここからだった。

私は今でもそうだが、
かなり重度の“生理不順”である。

生理不順というのは、通常30日に1度、約1週間の期間に生理が訪れるはずが、その周期や期間が短かったり、長かったりするものである。

私は、周期がかなり不安定で、1ヶ月ごとに来る時もあれば、数ヶ月来ないこともざらにある。

さて、初体験を生でされた後、
生理はなんと、約半年もの間来なかった。

3ヶ月を超えた辺りから もしかして…という
不安に駆られ、毎日が苦痛だった。

実家で暮らしているから検査薬を買うわけにもいかず、生理が来ない苦しみと格闘しながら生きた。

本当に鬱すぎて1度本気で自 殺を考えたが
そんな勇気もなく、踏みとどまった。


軽率にネットの人と会ってしまったが為に
最悪の形で初めてを失うことになった訳だが、

ここで、ネットは怖いからもうやめよう。



とならなかったのが私である。

そう、ここから私のネジは外れに外れ、
ネットの人と会うようになって行ったのである。


さて、これから先のnoteでは、
過去に会った人々との性事情でも書いていこうと思ってるよ。

すきぴ編も、思い出したらまた投稿するかもしれないけどね。


今日はこの辺で終わりです。
また次回ぜひ読んでね。


PS.
私がよく、「生はトラウマ」って言ってるのは
この時の経験からです。

生理不順だから怖いってのもあるけど、
純粋にこの時のこと思い出すの嫌だから。

だから、「生でしよう」とか軽々しく言う方には凄く殺意湧くし、そんなこと冗談でも言われたら基本縁切るんだけど。

これ含めて人生で3回生でされた事あるけど、

これ以外の2回は外出しだったけど
本当に怖すぎてアフターピルを“実費”で買った。

相手は何にもこっちの事気にしてくれないんだもん。

3回目の人に至っては、「いつもしてるだろうから、いいでしょ」って言われたので
私は一生、たとえタヒんだとしても根に持ちます。

それくらいに生はトラウマなんだよ。
わかってくれ。

ただの私の愚痴をここまで読んでくれてありがとう。
以上!解散!!

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夏の思い出

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