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小さなビルにワクワクが満載!動画を作れる、チーズケーキもおいしい、Neo Breakthroughに行ってみた

元ノラヤ管理人が行く、コワーキングスペース訪問レポート。今回は、「Neo Breakthrough(ネオブレイクスルー)」という場所に行ってみました。2020年4月にオープンしたそうです。

Neo Breakthroughってどんな場所?

Neo Breakthroughの存在を知り、ウェブサイト・Google Mapを見ると、細長いビルの複数のフロアで展開しています、規模が大きい。しかも一階がカフェにもなっている。ふむふむ。駅も近いし、こんな場所があるなんて知らなかったなぁ。運営している人もユニークな経歴をお持ちです。

…あれ?Neo Breakthroughのある、ビルの名前。見覚えがある!もしかして…。

思い当たることがあって、私はいっそうこの場所に行ってみたくなりました!

Neo Breakthroughに行ってみた

仙台駅からペデストリアンデッキをPARCO2の方に向かって進み、PARCOの前から左へ降りてホテルモントレ仙台の方へ。

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モントレ仙台の角を右に曲がります。ここ、柳町通(やなぎまちどおり)といいます。

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大きなビルに挟まれた細長ーい黒い建物、こちらがNeo BreakthroughのあるSUGA-DUNビル。「東北農場バル」の看板が目印になります。

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入り口はこんなかんじ。

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カフェの看板が出ています!おいしそうだけど、まずはレンタルオフィスを見学させてもらおう!

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ここがNeo Breakthoughの受付、そしてカフェです。壁に並んだ板材が色とりどりで楽しげな雰囲気。
運営は、國井愛史さん、國井美里さんのご夫婦です。

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(↑ Neo Breakthroughさん提供)

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カウンターの壁につるしてあった綺麗なサンキャッチャー、こちらは委託販売している商品。レンタルシェルフがあって、アクセサリーや小物の委託販売を行っているそうです。

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國井愛史さんに上のフロアを案内していただきました。まずは4階のレンタルオフィスへ。エレベーターで向かいます。

かわいい小物がお出迎え。

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(↑ Neo Breakthroughさん提供)

4階のレンタルオフィスは4部屋あります。

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「奥へどうぞ。レンタルオフィス入居者の方の共有スペースです」

と、ドアの並ぶ通路を進むと…

わ、明るい!

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窓ガラスが曲面で光がたっぷり入ります。柳町通に沿って、ビルの谷間の青空が見えます。冬は暖かそうですね。

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(↑ Neo Breakthroughさん提供)

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「日当たりが良すぎてグリーンが育ち過ぎるくらいなんですよ」
と、國井さんは笑います。
「マリモと、エビもいます」

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冷蔵庫と電子レンジもあります。この場所で休憩したりご飯食べたりできますね。壁はティファニーブルー、家具は白に統一されていて爽やかです。

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ビジネス本もあります。テレワーク、ZOOMなど。

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おや、こちらのスマホマークの扉は?
「シェアオフィスは完全な個室ではないので、電話できるようにこういう場所も作りました。ここは鉄の扉だったのですが、ガラスに変えました。休憩するにもいい場所でしょう?」

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おお、外の空気を吸いたいときにいいですね!ここも眺めがいいです。S-PALの駐車場に向かう螺旋通路が見える。新幹線も見えるかな?

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次に、5階へ。こちらは6部屋です。

「5階はドロップインの方が利用するようになっています。まだ工事中で、これからプリンタなども設置する予定ですが、現在でも電源とWifiは使えます」

扉が閉まる個室が1時間550円で使えるのはありがたいですね!

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さらに上に行って、6階へ。こちらはワンフロアを丸々使った、会議室です…が、國井さんは奥の扉へ向かいます。何があるんだろう?

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おおおー!!!

バルコニーです。光が注ぎ、気持ちがいい!

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広い空を眺めて、真っ先に思いました。ここでビールが飲みたい!

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「ええ、飲めますよ!ここでバーベキューもできます。夜もいい雰囲気ですよ」
うわ、夜に来てみたい。
「夕焼けが綺麗に見えるんですよ。花火も見れます」
なんと!めちゃくちゃいい場所じゃないですか!穴場!

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アウトドア好きの私は、こういう空間に来ると我を忘れて興奮してしまいます。素敵だなぁー!屋上をパーティー用に貸し出しているスペースもありますけど、基本大人数向けです。そこまで広い場所は要らない、人数も少ないっていう時はここがぴったり。

いろいろ活用方法を妄想してニヤニヤが止まりませんが、いったん中へ。

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こちらのレンタルサロン、会議室としての貸し出しはもちろん、動画制作の機材も充実しています。見たことのない機械がたくさん。

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「パソコンを持ってくれば、動画を作れます。使い方がわからなければ、私が教えますよ」

えっ、レンタルサロン利用料だけで、レクチャーも。

「はい、外のバルコニーも込みで、1時間2,200円です」

ええええーっ。それは嬉しすぎます。

Neo Breakthroughさんは、動画に力を入れています。配信もできるし、動画編集代行サービスもあるそうです。

「各種セミナー、勉強会もしています。異業種交流会も定期的に開催していて、いろんな人が来ます。面白いですよ!」

繋がりが欲しい、そんな人が惹かれてやってくる

ところで、國井さんにどうしても聞きたいことがありました。このビルに以前あったイベントバーエデン仙台についてです。私がこのビルに見覚えがあったのはエデンのあった場所だからなんです。

イベントバーエデンーーけっこう有名なので知っている人は多いでしょう。えらいてんちょうさん(えらてんさん)が始めたお店です。(えらてんさんについては著書「しょぼい起業で生きていく」を読んでください)その日バーテン(店主)になりたい人がテーマを決めていろんな「〇〇バー(発達障害バー、読書バー、カレーバー、etc)」を開催。テーマに惹かれた人が訪れて、いつも楽しくにぎわっているのだとか。そして、全国で次々にエデンの地方版がオープンしています。

國井さんはエデンとどういう繋がりが?

「きっかけは東京で仕事している姉からえらてんさんを教えてもらったことですね。面白い場所があるから、と姉と行ったのがイベントバー。なんだここは!と衝撃でした。こんなに面白い場所があるのか、と」

ビルの活用を考えていた國井さんは、えらてんさんからエデン仙台をやりたいと考えていた舘岡さんを紹介してもらいました。その出会いで、國井さんのビルの一室で舘岡さんが店長となり、エデン仙台をやることになったのだそうです。2月に本オープン。

「twitterだけの集客で、すごい人が集まるんですよ。大学の先生から、学生さん。年齢も職業もさまざま。驚きましたね」

エデン仙台、さまざまなイベントを開催し大変盛り上がっていたところでしたが、新型コロナウイルスの影響は避けられませんでした。狭い空間に人が集まる形態でのお店は継続が難しくなり、6月に惜しまれつつ閉店。

私も行けずじまいだったので、残念でした。コロナが落ち着いたら、なんらかの形で復活して欲しいです。

しかし國井さんのお話をうかがっていると、「おもしろい人が集まる空間」に興味があるのって、まったく私と同じだなと思いました。私もノラヤを「ダメ人間のための場所」なんて言って敷居を低くしたりして。(まあいろいろ苦労しましたけど)私だけでなく、コワーキングスペースをやりたい人はなにかしら「多様な人が集まる場」に惹かれているんじゃないかと思います。

「みんな繋がりに飢えているんです。WeWorkやリージャス、大手のコワーキングスペース・シェアオフィスが仙台に次々と出来ていく中で、どう差別化していくのか。うちの強みは、やはりコミュニティなんです」

なるほど、Neo Breakthroughはレンタルオフィスだけどコワーキングスペースっぽいんですね。

「入居者で、他社のシェアオフィスを借りていた人がいます。でも、ふつうのシェアオフィスは声もかけない、人との触れ合いがまったくない。それが寂しいとおっしゃってました。
うちは、帰ってきたら『おかえり!』、でかけるときは『いってらっしゃい!』って、会話しますからね。
このあいだも『コンペ通りました!』って報告があったときは、わーっ!おめでとう!!って、一緒になって喜びましたよ」

話を伺って私も嬉しくなりました。ここ数年、みんなコワーキングなんてしたくないのかな、コミュニケーションなんて煩わしい、綺麗で整備されたかっこいいオフィスで一人静かに黙々と仕事したい、そういう人のほうが多数派なのかなという気がしていたし、自分の中にもそういう気持ちがありました。でも、やっぱり、ずっとコミュニケーションがないのは寂しいです。

いつかまた、前みたいに会ったり近い距離で会話したり笑いあったりできるようになって、かつテレワークでどこにいても仕事ができるような状態になったら、一人黙々と居るだけのスペースよりむしろ、Neo Breakthroughのような人との触れ合いがある場所にみんな惹かれていくんじゃないかな、と思いました。

Neo Breakthroughはケーキもおいしかった!

お話を聞いてから1階カフェのカウンターで作業しました。カウンターには電源があり、もちろんWifiも使えます。

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こちらがカフェのメニュー。「あなた史上No.1」というチーズケーキが気になります。

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「オリジナルのチーズケーキは3種類のチーズを使い、研究を重ねたレシピで作られているんです。県外からの注文もあるんですよ」

ということなので、早速注文!飲み物は、おすすめのバリコーヒー。

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チーズケーキ、濃厚でほろりと柔らかく、甘すぎずじっくり味わえます。これはチーズ好きが納得する味ですね!おいしい!コーヒーは、粉を濾すのではなく下に沈殿させて飲みます。ドリップコーヒーより滑らかで優しい味でした。

すると國井さんがオリーブオイルとブラックペッパーを持ってきてくれました。「チーズケーキにこれもかけてみてください。おいしいですよ!」

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ほんとだ!これは…ワインに合いそうですね。生ハムを添えたくなります。デザートというよりワインのアテです。

思いがけない味変をしみじみ味わっていると、カフェの常連さんがやってきて、カウンターで美里さんと楽しげにおしゃべりしています。そして、テイクアウトの予約を受け取りに来たお客様もいらっしゃいました。こちらのもうひとつの看板メニュー、ヘルシーチキンカレーが人気です。辛さが選べて、激辛好きからお子さん向けまで対応できます。Uber Eatsでも注文できるそうです。おいしそうな匂いが漂ってきました。そして常連さんがまたひとりご来店。

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(↑ Neo Breakthroughさん提供)

カウンターでの笑い声を聞きながら、このお店がまちに溶け込んでいるのを実感しました。仙台駅前というより、昔ながらの商店街の一部のよう。なごむなぁ。こういうところでパソコン作業も、ありですね。

今度はカレーを食べに行きます!

Neo Breakthroughはこちら!

〒980-0021 宮城県仙台市青葉区中央4丁目2−9




ノラヤをクローズしてからは、ほぼ無職の日々です。自腹でスペースめぐりをしているので、支援いただけるとすごく嬉しいです!ドロップイン費用や交通費に活用させていただきます。