(雑文)「料理をしながら」
先日、油絵画家・今井麗さんの画集「MELODY」を眺めていました。実物の絵を拝見した事はないのものの、画集に並ぶ朝食のトーストや果物、ぬいぐるみなどの手に届く範囲のモチーフ(※1)を描いた作品群から、目を留めてしまう魅力を感じました。
絵の中のモチーフに対する目線が、普段生活している中で、特に意識せずに身の周りの「物」を認識している、その感覚・情報量を思い起こします。一見するとすっきりと描かれているけれど程よく「雑味」が残っていて、そこに情報量のリアリティを感じるのかもしれ