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北海道遺産シリーズ(20)〜函館西部地区の街並み

 北海道にだって歴史がある。そんな歴史をたどり、未来へ紡いでいく北海道民の宝物。そんな北海道遺産を自身の足(車)で巡り紹介しようとおもう。なお、記事作成にあたって、『北海道遺産 完全ガイド』北海道新聞社 を参考にさせてもらった。

21個めの紹介。

 歴史の授業で習った。幕末にペリーが黒船を率いて来航し、日本が鎖国を解き、開国を余儀なくされたこと。下田と箱館の2つの港を開くことになったこと。嘉永7年(1854年)のことだ。その一つが、ここ箱館の街。

その後、安政6年(1859年)には、国際貿易港として開港され、アメリカ、オランダ、ロシア、イギリス、フランスとの貿易が始まった。ハイカラで異国情緒が漂う街「箱館」の始まりである。

 西部地区と呼ばれる場所は、函館港の西側から北西方向、箱館山の麓に向かう緩やかな傾斜地帯一帯で、山に向かうため、坂の多い場所となる。有名な八幡坂、二十間坂など景色の良い坂が並んでいる。


八幡坂
あいにくの雨模様であったが、それもまた趣がある

※紹介する写真は、最近撮影したものと、2015年くらいに撮影したものが混在していますが、ご容赦ください。

 この界隈には歴史的建造物も多く、旧箱館区公会堂や、旧イギリス領事館、ロシア領事館など諸外国の建物も多い。キリスト教に関連する建物も多く、カトリック元町教会、箱館ハリストス教会など洋風な町並みを演出している。


旧函館区公会堂
改修され鮮やかな色合となった


カトリック元町教会 2015年撮影

 西洋の建築物が多い一方で、伝統的な和風建築や和洋折衷の建物も多い。一階部分が和風で二階が洋風などといった建物も多く、箱館ならではの町並みで、散策すると楽しい。


一階は引き戸で和風。二階は洋風の窓 2015年撮影


こちらも和洋折衷 2015年撮影
いまは、この宿はなく、別な宿として営業しているようだ


最後までお読みいただき、ありがとうございました。



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