23年間ドイツ車に乗っていた僕が軽自動車に乗り替えした話(ひと冬越して)
一時期、歩道には3メートルくらいの雪が積み上がっていたくらい、今年の冬は雪が多かった。ようやく、その雪も殆どなくなり、道路はアスファルトが見えていて、夏タイヤに替えようかと思うくらいの時期になってきた。
ハスラーもひと冬越して、いろいろな点が見えてきたので、ここらで振り返っておこうかと
ネガティブな点
吹雪のときのカメラ機構のエラー
雪が降る前に、大雨で「カメラ視界不良」が発生した。この調子だと、真冬はどうなることだろうと思っていたら、案の定。
・フロントウインドウが凍結してたら、ほぼエラー
・大粒の雪が降っていたら、ほぼエラー
という状況で、この大げさなエラー画面にも慣れてしまった。
わだちでのハンドル取られっぷりが怖かった
ちょっとした、田舎道だと、固くて深い轍ができていることが多々あったのだが、そのときに軽自動車のトレッドの小ささ、車重の軽さが致命的に感じた。
何処かへ飛んでいくんじゃないかと思うくらいで、怖い思いも何度か。
冬の遠出は無理だな。Youtubeなどでは、ハスラーの真冬のドライブ動画などを公開しているひとがいたけど、やつらは猛者だな・・・
突き上げは辛い
ハスラーの不満点でよく見られる、足回りの「突き上げ」。冬の穴ぼこ道路では、避けることができないシーンも多く、何度、ドカっ、ピロン(ドラレコのイベント音)を聞いたことか。これにハマると、この車のサスペンションにはバネが無いのか!ととても残念な気持ちに。
燃費がよくない
氷点下だと、暖房のためなのか、
・アイドリングストップは、ほぼしない。
・モーターアシストもほぼ動かない。
・暖機運転を求められる(ドイツ車のように暖気するなと言ってくれればいいのだが)
・遠乗りしない
燃費視点で、ネガティブな要素ばかり揃うので、だいたい12Km/l前後といったところ。4WDでターボ車というのを差し引いても、もう少し走ってほしいのが本音。夏に期待。
直進安定性わるい?
夏タイヤで走った経験が、まだないので、比較できていないのだが、アスファルト路面でフニャフニャした感じ。直線道路でもすこしスピードを出すと、道路の歪みに負けた感じで、なんだか真っ直ぐ走らなかった。あと道路のちょっとした、段差までいかない突起を超えると、車が3センチ位ずれる感覚が。こういう感覚は、今までの車では味わったことがなかった。
軽自動車特有なのか、ハスラー特有なのか、スタッドレスタイヤのせいなのか、こちらも夏タイヤでの評価が必要。
ポジティブな点
腹を擦ること知らず
最低地上高180ミリのおかげで、雪の塊や、ザクザク道路を走っても「腹を擦る」ことは一回もなかった。以前乗っていたゴルフもポロも、130ミリなので、5センチも違うと、こうも違うのかと感心。雪の塊の上を走るときの、コカン?のムズムズ感は、一切なし。
4WDで空転知らず
北海道に長年住んでいながら、4WDの車には乗ったことがなかった。FFでも、アクセルワークに気を遣えば、アイスバーンの発進も困ることがなかった。とはいえ、フロントの空転は、ひとシーズンに当たり前のようにあった。
ところが、ハスラーの4WDは、記憶にある限り空転したことがない。ビスカスカップリング式の四輪駆動システムで、前輪が空転すると後輪にトルクが伝わるタイプでいわゆる生活四駆でタカをくくっていたけど、お見事。北海道の冬はやっぱり四駆だよね!というのを運転歴30年以上で初めて知った。
強いて、注文をつけるなら、いま四駆になったよというのを、インパネに表示してほしいな。車が頑張ってくれるているのを共感したい 笑
それと、走行モードスイッチの「スノーモード」と「グリップコントロール」の違いが走りの違いとして、あまり感じられなかったな。説明書には
うーん、アイスバーンのときは、スノーモードで、ザクザク路面はグリップコントロールなのかな、という理解だったけど、ちょっと違いがわからず。答えを得るのは来シーズンに持ち越し。
小型ボディで雪下ろしラクラク
雪下ろしする際に、ボンネット小さいので、あっという間に雪下ろし完了。ウインドウも垂直気味なので、そもそも、あまり積もらない。ちょっとだけルーフが高いのと、ルーフレールが邪魔だったけど、小さいと雪下ろし時間の大幅短縮ができた。
小型ボディですれ違いラクラク
住宅地などは、除雪が十分でなく、対向車のすれ違いもギリギリで、大きい車は立ち往生しちゃうケースも多々あるんだけど、ハスラーは幅が狭くて、すれ違いもラクラク。
というわけで、ネガ・ポジ両面で、振り返りました。来週、夏タイヤに交換予定で、いよいよ本格的なドライブを楽しめます。また、色々チェックしてご紹介できればと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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