Pixel6aの写真画質はどう?(vs iPhoneXS)
iPhone14シリーズが発売された。最近のiPhoneはプロダクトとしての革新性が乏しい感じがし、しかも価格は上昇傾向。いちばんお手頃なノーマルiPhoneでも、約12万円からと、ホイホイ買い換えできる価格ではない。
僕は、iPhoneXSを約3年間使っているが、カメラにもそんなに不足はないし、買い替えは見送りと思っていた。
そんな折、GoogleからPixel6aというPixelシリーズの廉価版が発売されたというニュースをみて、ちょっと惹かれ。最近、それが安売りされていて、端末単体でも3万7千円程度で買えるということで、2台目の端末として購入した。
この記事では、カメラの撮影画像に限定して、iPhoneXSとPixel6aの比較をしてみたい。僕は写真は基本的に、ちゃんとしたカメラで撮りたいので、スマホのカメラで十分じゃない?ということを書くつもりは毛頭ない。
単純にiPhoneXSが発売された2018年9月、Proモデルがなかったので、当時のiPhoneとしてはハイエンドの位置づけだったモデルと、4年経過した廉価版スマホのカメラ画質が、テクノロジーとして、どのように進化しているのかという、単純な興味での比較としたい。
カメラスペック
カメラのスペックは、以下の表1のとおりで、デュアルカメラの構成。広角か望遠かの、違いはあるにせよ、カメラの画素数はじめ、基本スペックとしては、ほぼ同等。
はじめにお伝えしておくが、スマホのディスプレイで見る限りは、iPhoneXS で撮った写真もPixel6aで撮った写真もたいした変わらない。どちらもきれいな写真だね。という感想を誰もが持つだろう。なので、ここから書くのは、「とはいえ重箱の隅をつついてみると」という差でしかない。スマホのカメラはだいたいキレイに撮れるもの・・・
順光での画質
順光での画質は、色味含めて、殆ど変わらないと感じた。
重箱の隅をつついてみよう。
周辺の画質を拡大して比べてみると。
左がiPhoneXS 、右がPixel6a。iPhoneXS のほうがボヤッとして、Pixel6aは割とくっきり。「周辺までしっかり解像しているのがPixel6a」といえる。
逆光での画質
つぎに、逆光での画質。
手持ちでササッと撮ったため、iPhoneXSのほうが太陽が多く入ってしまったが。
それを差し引いても、Pixel6aはフレアも少なく、良好な画質。
一部拡大してみると一目瞭然。
Pixel6aのほうが、フレアもなく、しっかりとした描写ができている。
ポートレートモード
どちらもポートレートモードという背景をぼかすことで人物をくっきりと浮き立たせる機能がついている。たしか、iPhoneXSが一番最初にこの機能を搭載したように記憶している。カメラの画質というよりは、画像編集の洗練度という比較となるが、参考で。
都合により、人物ではなく、花を撮った。
画像の通り、iPhoneXSだと、茎が消えてしまった。まぁ、ポートレートモードなので、人物を撮ることを前提にチューニングされていると思われるため、仕方がない面はあるが、Pixel6aは割と自然な感じで撮影できた。ここは4年のテクノロジーの差が現れた感じか。
まとめ
最初に書いたとおり、スマホのディスプレイでみたり、PCの大きなスクリーンでみたとしても、大した差分はない。しかしながら、細部での差分を見ていくと、4年の時間の差というのが随所に感じられた。プロセッサの進化を筆頭として、各種デバイスの進化を背景に、画像処理能力は確実に進化しているということを感じた。
忘れちゃならないのは、Pixel6aは、廉価版の端末。
iPhoneと比較するなら本来はPixel6Pro(最近ならPixel7Pro)と比較すべきである。iPhone14とくらべても10万円も安く買えちゃう端末。それを考えると、上出来な結果。
とはいえ、僕はちゃんとしたカメラで写真を撮りたいけどね!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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