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北海道遺産シリーズ(17)〜旧国鉄士幌線コンクリートアーチ橋梁群
北海道にだって歴史がある。そんな歴史をたどり、未来へ紡いでいく北海道民の宝物。そんな北海道遺産を自身の足(車)で巡り紹介しようとおもう。なお、記事作成にあたって、『北海道遺産 完全ガイド』北海道新聞社 を参考にさせてもらった。
18個目の紹介
国鉄士幌線は、大正14年(1925年)に開業し、昭和62年(1987年)に廃止されるまでに沿線の木材や農産物などを輸送する大事な役割を担っていた。
帯広から北へ十勝三股までの78キロの区間。この間、音更川を筆頭に大小の川のある区間を通る。必然的に橋の多い路線となった。
この路線の橋の特徴はコンクリート製のアーチ橋梁であった。その理由は材料となる砂利などが現地で調達できるため建設コストを低減できたこと。そして、大雪山国立公園内を走る路線として、景観との調和を図るということであった。
代表的なのは、季節によって姿が見えたり消えたりする「タウシュベツ川橋梁」
ダム建設により湖底に沈んでしまったこの地域に残り、とても印象深い造形が有名だ。その他にいくつかのアーチ橋梁がいまでも見ることができる。
ただし、コンクリート製のこれらの橋梁。厳しい自然環境の中、手入れがされておらず、劣化が進み、崩落の危険も指摘されている。この素晴らしい造形を見られる時間もそれほど多くないかもしれない。
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よくよくみると人の姿がある。見学ツアーに参加すると、間近に見ることができるようだ。2023年7月に訪問したが、例年であれば水に覆われる時期だそうだ。この年は春の降雨量が少なかったために、緑に映える橋梁の姿を見ることができた。
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士幌線の歴史や周辺の観光案内などの情報を入手できる。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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