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北海道遺産シリーズ(5)〜北海道のラーメン
北海道にだって歴史がある。そんな歴史をたどり、未来へ紡いでいく北海道民の宝物。
という定型文の書き出しで、はじめたこの「北海道遺産シリーズ」。なぜ、こんな書き出しとしているのか、すこしだけ、語りたい。
もともと僕は、歴史が好きで、本州の歴史のある街やお城のある街を訪れるたびに、「北海道と違って歴史が深い街には趣があっていいなぁ」とおもっていた。
逆に言うと、北海道には歴史がないと思っていた。
北海道が歴史として、表舞台に立つのは開拓使の時代。つまり、1869年に明治政府が蝦夷地を「北海道」と命名し、開拓使をおいて本格的にまちづくりを始めたのが最初。もちろんそれ以前にも、アイヌが先住民族として北海道に住んでいて・・・という歴史は知っている。が、今我々が目にする歴史的なものは、やはり開拓使以降の物が多く、北海道の歴史はたかだか150年位。
江戸時代、それより前の戦国時代や平安時代など歴史の教科書に出てくるような長い歴史がないため、「北海道には歴史がない」と思い込んでいた。ところが、北海道の短い(?)歴史を紐解いてみると、それはそれで、深いものがあったりして、とても興味深く思い、ちゃんと調べてみようと思った。
150年位のあいだに一気に発展していった土地だけに、内外のいろんな文化が入り混じっていて、意外と面白い。
そして、それをきっかけとして、「北海道遺産」というものを知り、それらを発信することで自分も含めて、北海道をより知りたい、知ってほしい、とこのシリーズをはじめた。
北海道遺産はかならずしも、歴史遺産のものではなかったり、なかにはお祭りや季節の風物詩などの無形のものだったりするのだが、そういうのもひっくるめて、北海道を知り、発信していくのは、北海道に生まれ育った人間としてのある意味、使命だったりと勝手に思い込んで書き始めた。
6/67個目の紹介。今回は、そんな無形の代表格かもしれない、「北海道のラーメン」
札幌の味噌ラーメン、旭川の醤油ラーメン、函館の塩ラーメン、釧路や他の地域にもご当地ラーメンというのがあって、ラーメン大好きな道産子だけでなく、観光客の皆さんにも楽しんでもらえているのではないだろうか。
各地のラーメンや、有名なラーメン屋の紹介は、趣旨から外れる可能性が高いので、割愛するが、僕が道内旅行するときに一番最初に調べるのは「美味しいラーメン屋はあるかな?」であることだけは、紹介しておく。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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