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北海道遺産シリーズ(21)〜北海道の馬文化(ばん馬、日高のサラブレッド、北海道和種馬など)
北海道にだって歴史がある。そんな歴史をたどり、未来へ紡いでいく北海道民の宝物。そんな北海道遺産を自身の足(車)で巡り紹介しようとおもう。なお、記事作成にあたって、『北海道遺産 完全ガイド』北海道新聞社 を参考にさせてもらった。
22個めの紹介。
北海道遺産には、特定の場所や建物などに依存しない「広域に渡る遺産」というジャンルがある。モール温泉、路面電車、ジンギスカン、屯田兵などなど。その中の一つ、「北海道の馬文化」を紹介したい。
北海道においては、開拓時代から馬との関わりは深い。開墾、農業、馬車や馬橇といった輸送手段など。北海道の気候風土に適合した「どさんこ」馬は、北海道生まれの人を道産子というように、そのずんぐりとして見た目と相まって、とても馴染み深い存在であったに違いない。
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北海道と馬との関わりといえば、馬産地日高を忘れていはいけない。日本で生産される競走馬の約9割は、北海道産でありその馬産の中心地が日高地方である。オグリキャップもディープインパクトも白毛のアイドルホース、ソダシもみんな北海道生まれ。
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日高は雪が少なく、夏は霧の発生が多く火山灰性の地質といった土地柄で、通常の農業より畜産に適した土地というのが理由としてあげられる。昭和29年(1954年)に日本中央競馬会(JRA)が設立されたのをきっかけに、日高の競走馬生産が急拡大した。
5月に日高を訪れると、生まれたばかりの子馬が元気に走り回っている姿をあちらこちらで目にすることができる。
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もう一つ有名なのが、1トンもあろうかという巨大な馬が、数百キロの重りを載せた橇を引く迫力満点のばんえい競馬。以前は北見や旭川、岩見沢でも行われていたが、いまでは帯広競馬場でのみ見ることができる。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。