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変わりゆく街、待ったなし

 いま、その目に見えている町並みは、いま、そのときに記録しておかないと、あっという間に変貌してしまう。そんなことを痛感したこの2年。

 札幌市厚別区、地下鉄ひばりが丘駅と国道12号線の間に、「旭町」と呼ばれる地区がある。いまでこそ、厚別区の繁華街はJR新札幌駅、地下鉄新さっぽろ駅の周辺だけど、それより前は、この旭町が一番の繁華街。
 尚、この旭町という地名は昭和57年に厚別中央という住所に変わったが、いまでも旭町という地名は残っている。

 僕の地元のこの街を知ろうと、カメラを片手に歩いたのが2020年夏のこと。
約1年半たった、2022年4月。再び歩いてみると、街は変わっていた。

 昔ながらのラーメン屋、老舗の製靴店なんかがあって、今度ゆっくり撮影したいなと、とりあえず撮影した2枚、この建物は、2021年に火災で全焼し、いまでは駐車場に。

2020年7月 いつか思い切って入ってみようと思ったラーメン屋だったが・・・
2020年7月 いまは中央区で営業しているらしい「製靴点」
2022年4月 跡地は色気もなにもない駐車場に

誰も住んでいない昭和のアパートは、いまは跡形もない。いつのまにか取り壊されて、そのあとには、賃貸マンションか、月極の駐車場が。

2020年7月 誰も住んでいないアパート。取り壊される寸前だったのだろうか
2020年7月 動物病院はどこへ・・・

いま、そこに見えている町並みは、いますぐ記録しておかないと、二度と、その町並みを見ることができなくなるかもしれない。
疫病や戦争が、身近でおきるこの時代、その瞬間に記録しないと、来年にはどうなるかわからない。
記録できるときに、しっかり記録しておこうと、誓った。

※写真はすべて、フジフィルム X-T20 XF35mmF1.4 R

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