マガジンのカバー画像

北海道遺産シリーズ

28
北海道遺産へ自らおとずれて、写真を紹介するシリーズです!
運営しているクリエイター

#北海道

北海道遺産シリーズ(25)〜北海道の集治監(樺戸、空知、釧路、網走、十勝)

 北海道にだって歴史がある。そんな歴史をたどり、未来へ紡いでいく北海道民の宝物。そんな北海道遺産を自身の足(車)で巡り紹介しようとおもう。なお、記事作成にあたって、『北海道遺産 完全ガイド』北海道新聞社 を参考にさせてもらった。  北海道には「広域に渡る遺産」というものがある。これは、北海道各地に点在する遺産をまとめたもので、今回はその中の一つである「北海道の集治監」を紹介する。訪れたのは樺戸(月形)と空知(三笠)の2箇所で、その他の場所は今後の訪問時に追加したいと思う。

北海道遺産シリーズ(24)~札幌軟石

北海道にだって歴史がある。そんな歴史をたどり、未来へ紡いでいく北海道民の宝物。そんな北海道遺産を自身の足(車)で巡り紹介しようとおもう。なお、記事作成にあたって、『北海道遺産 完全ガイド』北海道新聞社 を参考にさせてもらった。   25個めの紹介  札幌軟石は、北海道の札幌市周辺で産出する石灰岩で、白色や灰色など淡い色を持ち、柔らかく加工しやすい。明治時代から建築材料や彫刻に広く利用され、札幌市内には北海道庁旧本庁舎や時計台、北海道大学の正門など、札幌軟石で造られた歴史的建

北海道遺産シリーズ(23)〜土の博物館「土の館」

北海道にだって歴史がある。そんな歴史をたどり、未来へ紡いでいく北海道民の宝物。そんな北海道遺産を自身の足(車)で巡り紹介しようとおもう。なお、記事作成にあたって、『北海道遺産 完全ガイド』北海道新聞社 を参考にさせてもらった。   24個めの紹介  上富良野町にある「土の館」は、創業大正6年(1917年)に岩手県から入植した菅野豊治さんが興した菅野鉄工所をルーツとするスガノ農機株式会社が所有・運用する施設で、北海道の農業や土、農機などを知る上で貴重な施設である。  展示物

北海道遺産シリーズ(22)〜路面電車(函館市、札幌市)

 北海道にだって歴史がある。そんな歴史をたどり、未来へ紡いでいく北海道民の宝物。そんな北海道遺産を自身の足(車)で巡り紹介しようとおもう。なお、記事作成にあたって、『北海道遺産 完全ガイド』北海道新聞社 を参考にさせてもらった。   23個めの紹介 「広域に渡る遺産」馬文化に続く、路面電車。 北海道には、札幌市と函館市で路面電車が走っている。どちらも明治後期の馬車鉄道として開業、大正時代に電車になったという点で共通している。札幌市の場合、昭和46年(1971年)の地下鉄開業

北海道遺産シリーズ(21)〜北海道の馬文化(ばん馬、日高のサラブレッド、北海道和種馬など)

北海道にだって歴史がある。そんな歴史をたどり、未来へ紡いでいく北海道民の宝物。そんな北海道遺産を自身の足(車)で巡り紹介しようとおもう。なお、記事作成にあたって、『北海道遺産 完全ガイド』北海道新聞社 を参考にさせてもらった。 22個めの紹介。  北海道遺産には、特定の場所や建物などに依存しない「広域に渡る遺産」というジャンルがある。モール温泉、路面電車、ジンギスカン、屯田兵などなど。その中の一つ、「北海道の馬文化」を紹介したい。  北海道においては、開拓時代から馬との

北海道遺産シリーズ(18)〜パシフィック・ミュージック・フェスティバル(PMF)

 北海道にだって歴史がある。そんな歴史をたどり、未来へ紡いでいく北海道民の宝物。そんな北海道遺産を自身の足(車)で巡り紹介しようとおもう。なお、記事作成にあたって、『北海道遺産 完全ガイド』北海道新聞社 を参考にさせてもらった。 19個目の紹介  1990年にアメリカの音楽家(肩書は、指揮者、作曲家、ピアニスト、教育者)であるレナード・バーンスタインさんによって、創設された。 若手音楽家の教育プログラムと、その発表の場となる公演で構成されるイベント。主に札幌を舞台に30年

北海道遺産シリーズ(17)〜旧国鉄士幌線コンクリートアーチ橋梁群

 北海道にだって歴史がある。そんな歴史をたどり、未来へ紡いでいく北海道民の宝物。そんな北海道遺産を自身の足(車)で巡り紹介しようとおもう。なお、記事作成にあたって、『北海道遺産 完全ガイド』北海道新聞社 を参考にさせてもらった。 18個目の紹介  国鉄士幌線は、大正14年(1925年)に開業し、昭和62年(1987年)に廃止されるまでに沿線の木材や農産物などを輸送する大事な役割を担っていた。 帯広から北へ十勝三股までの78キロの区間。この間、音更川を筆頭に大小の川のある区

北海道遺産シリーズ(16)〜旭橋

北海道にだって歴史がある。そんな歴史をたどり、未来へ紡いでいく北海道民の宝物。そんな北海道遺産を自身の足(車)で巡り紹介しようとおもう。なお、記事作成にあたって、『北海道遺産 完全ガイド』北海道新聞社 を参考にさせてもらった。 17個目の紹介 旭川は”川のまち”だそう。川が多いということは橋の数も多く760にのぼるそうだ。札幌市の橋の数のデータが見つからなかったので比較はできないが、多いことには間違いない。 北海道の3大橋は札幌市の「豊平橋」、釧路市の「幣舞橋」、そして

北海道遺産シリーズ(15)〜札幌苗穂地区の工場・記念館群

 北海道にだって歴史がある。そんな歴史をたどり、未来へ紡いでいく北海道民の宝物。そんな北海道遺産を自身の足(車)で巡り紹介しようとおもう。なお、記事作成にあたって、『北海道遺産 完全ガイド』北海道新聞社 を参考にさせてもらった。 16個目の紹介 明治の北海道は政府による殖産興業政策のもと、開拓使中心に近代化が推進された。開拓事業を進めるに当たって、欧米諸国から様々な分野の専門家が招かれた。北海道ではアメリカからの指導者が多く、なかでも中心的な働きをされたのが、明治4年(1

北海道遺産シリーズ(11)〜小樽の鉄道遺産

 北海道にだって歴史がある。そんな歴史をたどり、未来へ紡いでいく北海道民の宝物。そんな北海道遺産を自身の足(車)で巡り紹介しようとおもう。なお、記事作成にあたって、『北海道遺産 完全ガイド』北海道新聞社 を参考にさせてもらった。  12/74個めの紹介。    北海道は石炭の産地としての歴史がある。明治12年(1879年)に今の三笠市のあたり、幌内で官営炭鉱が開業した。北海道の内陸である空知地方から、石炭を運ぶための輸送手段が必要となり、室蘭か小樽までの鉄道が検討されたが、

速報 北海道遺産追加! そして、あの塔の騒動・・・

「北海道にだって歴史がある。そんな歴史をたどり、未来へ紡いでいく北海道民の宝物」という書き出しで、僕がシリーズ投稿している北海道遺産。 2022年10月に、新たな遺産が登録された。  新規に登録されたものは、6件。そして、過去登録分で、分割登録されたものがあり、もともと67件だったものが、全部で74件となった。僕個人的には、紹介し切るまでの道のりがより長くなったのだが、北海道の魅力を増してくれる「宝物」が増えるのは大歓迎だ。 選定の目的や趣旨は以下のリンクから確認できる。

北海道遺産シリーズ(10)〜小樽みなとと防波堤

 北海道にだって歴史がある。そんな歴史をたどり、未来へ紡いでいく北海道民の宝物。そんな北海道遺産を自身の足(車)で巡り紹介しようとおもう。なお、記事作成にあたって、『北海道遺産 完全ガイド』北海道新聞社 を参考にさせてもらった  11/67個目の紹介は、日本国内で初となるコンクリート製の防波堤。場所は小樽港。明治時代の北海道近代化の一翼を担った、北海道の玄関口。開拓本府が置かれた札幌から一番近い港であり、港に近い手宮から幌内(いまの三笠市)までの鉄道が開通したことで、より重

北海道遺産シリーズ(9)〜開拓使時代の洋風建築(時計台、豊平館、清華亭など)

 北海道にだって歴史がある。そんな歴史をたどり、未来へ紡いでいく北海道民の宝物。そんな北海道遺産を自身の足(車)で巡り紹介しようとおもう。なお、記事作成にあたって、『北海道遺産 完全ガイド』北海道新聞社 を参考にさせてもらった。 10/67個目の紹介。今回は少々大作。開拓使時代の洋風建築。 開拓使とは、明治2年(1869年)に設置された、北海道の近代化を担うための行政の組織。明治15年(1882年)までの13年間という短い期間ではあるが、北海道発展のために存在した。  

北海道遺産シリーズ(8)〜根釧台地の格子状防風林

 北海道にだって歴史がある。そんな歴史をたどり、未来へ紡いでいく北海道民の宝物。そんな北海道遺産を自身の足(車)で巡り紹介しようとおもう。なお、記事作成にあたって、『北海道遺産 完全ガイド』北海道新聞社 を参考にさせてもらった。    9/67個目の紹介。  北海道遺産は有形無形の区別なしに選定される。従って、見ることができる期間が限定されていたり、文化的なものが遺産とされていたり、そこへ行けば必ず、見られるのかというと、そうでもなく、取材することが困難なものがいくつかある。