痩せる薬と金のなる木

「痩せる薬があったら、世の中に太った人などいない。」

相棒の、ど正論のこの言葉をよく思い出す。
この件はダイエットについての話ではあったけど、お金の事など全てにおいてそういうものだと思う。

これをやって痩せました。
これをして年収いくらになりました。そんな甘い話はないとわかりつつ、なぜ人は乗っかってしまうのか。

楽をして手に入るものなどほぼない。成功者の今という部分だけを見て、それなら私も！なんて思ってしまうが、痩せる薬も金のなる木もそんなものはない。
あるのは努力や行動の結果だけ。

私は死んでしまいたいという気持ちをあまり持った事がないので、そういう発言をする人の事が理解できなかった。今は特に、少なくとも子が独立できるまでは生きていたい。

希望を持ちたい。夢も見たい。
理想と妄想では腹は膨れない。
辛くとも現実を生きていかなきゃいけない。

だけど、それすら考える事がめんどくさい、全てを投げ出してしまいたいなという気持ちはわかった。

オチは無い。