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影響力ゼロの主婦が、クラウドファンディングで 1千万円調達。 「悔し涙 編」vol.3


〜 加藤さくらさん と の 出 会 い 〜

たくさんの出会いの中で、語らずにはいられないのが外所一石さんのご紹介で出会った、加藤さくらさんだ。

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「ユニバーサルシートは設置する予定?」と聞かれ、その存在を知らなかった私は、いろいろと調べてみた。

さくらさんの次女、まこちゃんは福山型筋ジストロフィーで車いすとおむつが必要だった。

ユニバーサルシートというベッドが、トイレにないとおむつ替えができない。車いすユーザーのお子さんをもつファミリーは、色んな体験をさせてあげたいけれど、トイレがないから連れて行けない。

お出かけを諦めてしまう場合が多い。

どうしてもの時は、多目的トイレの硬い床にシートを引いて、その上に寝かせておむつ交換をする方もいるとのこと。

ベビーベッドの普及は進んでいるが、ユニバーサルシートの認知が低く、設置場所も少ない。多目的トイレやみんなのトイレでさえ、ユニバーサルシートがないということも驚いた。


今まで、気を向けていなかった社会課題がそこにはあった。


何より、全てのお母さんが喜んでくれる観光農園をつくりたいと思っていた私は、瞬時にユニバーサルシート完備の広いトイレを作ろうと決め、さくらさんや建築デザイナーの中川さん、クラファン応援部隊のみんなとZOOMで打ち合わせをした。

日本一の ユニバーサルトイレをつくる (1)

新手のナンパ師のようなことを言うが(笑)全然はじめて会った気がしなかった。多分、前世で友達だったのだと思う。

“全てのお母さん”  の中に、加藤さくらさんというお母さんが浮上したことで、私は再び意義を持ち、進むことができた。

元々、泊まれるトレーラーハウスを購入する予定であったが、ユニバーサルデザインの観光農園をつくる予定に、クラファン途中で変更した。

トレーラーハウスよりもこっちの方が、喜んでくれるお母さんが増えると思えた。


やっぱり私は、“お母さん”   を助けたいし喜んでほしい。

そしたら、パパも子どもも幸せになるからだ。


〜 中 だ る み 〜

クラウドファンディングは、支援が伸び悩む “中だるみ期間” というものがある。それはスタート前からよく聞いていたが、

「伸び悩んでる」と言ってしまうと、その間ご支援してくださった方に失礼な気がして、一言も口に出していない。

今回のクラウドファンディング51日間の推移はこれだ。

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【3/24】 スタート

↓5日後

【3/29】  300万円達成

↓19日後

【4/17】  500万円達成

↓24日後

【5/11】  800万円達成

↓2日後

【5/13】  10,200万円達成

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4月は、確かにとても長く感じ疲れも出始め、どんどん痩せていった。笑

インスタライブをした時は「ゆきこさんがゲッソリしてる!」とみんなを心配させてしまった。笑

ひょっとすると、何もなければ気持ちを高く保つことは難しかったかもしれないが、私はラッキーだった。


〜 転 機 〜


4月上旬、有名起業家が集まっている大きなルームで事件が起きた。

私は、ユニバーサルシートを完備したトイレをつくりたい。車椅子の子ども達も気兼ねなく遊びにこれる場所にしたいと、ネクストゴール500万円に向かって走っていた。

その話をすると、とても有名な起業家の方がこう言った。


「ユニバーサルトイレを作っただけじゃ、無責任な気がする。そんな人たちって、そもそもそんな所に来れないんじゃないの??」


その後、別のこれまた著名人がこう続けた。


「ぼくもそう思った。ユニバーサルシートって聞いた瞬間、クラファン屋さんになったんだと思った。」


私の伝え方やプロフィールの書き方にも問題があったんだと理解したが、ものすごく悔しかった。

それと同時に、こういう悔しい想いをさくらさんはいっぱいしてきたんじゃないかな?とも思った。

悔し涙を拭いて、私はクラファン応援部隊のグループメッセージにこう書き込んだ。



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スイッチが入った瞬間だった。

もう、絶対つくる。

別に、500万円いかなくても作るから。


そんな気持ちだった。

私だって少し前は、ユニバーサルシートのことも、障害児童をもつご家庭のお出かけ事情も全く知らなかったのだ。

知らない人に、「知ってください。共感してください。応援してください。」と要求するのは難しい。

圧倒的に面白いものを作ってしまった方が、はやい。

ドラマに悪役は必要だ。これがいないとのっぺりしちゃって、ずっと平和で感情がフレないから、ドラマチックにならない。

そういう意味でも、ものすごく悔しかったけれど、本当に感謝している。

この時くらいから、応援部隊の皆さんに対する申し訳ない気持ちみたいなものが消えて、「絶対にやります」「絶対につくります」もう「絶対に私、やりきります!」みたいな、より強い誓いに変わっていった気がする。


〜 事 業 ス テ ー ジ が あ が っ た  〜

毎日、入れ替わり立ち替わりとにかくたくさんの方と会った。

会いに行ったし、来てくれた。

このクラウドファンディングの途中で、「無添加こどもグミぃ〜。」のテレビ放送が2回もあったことで、注文が殺到した。

2回目はさすがにと、ショッピングカートを閉じていたのだが「ふるさと納税」のカートが空いており大変なことになった。定期会員450名様のお届けは死守しないといけないのだが、あんなに大量に作った柿や梨などのストックがなくなり、しかもフルーツは1年に1回しかできないので、瞬く間に需要と供給のバランスが崩れた。

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「グミぃ〜。」の方は0→1フェーズは終わり、1→10フェーズへと突入した。毎日クラファンのことで頭がいっぱいで、そこに気も時間も向けているが、グミぃ〜。の事業もある。完全にタスクオーバーになってしまい、事細かな報告や連絡などが漏れた。すると、ステークホルダーのおじさんが怒りだしたり、もう色々問題が噴出した。

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私は感情をためておけないので、いつもバッと出して、仕事に戻るのだが、夫も会社立ち上げを控えており超忙しく、リモートで同じ家にいても一言も会話をしないまま、保育園のお迎えタイムになるという日も多かった。

インスタのストーリーズで、ちょっとウェットな感じで出してみたらめちゃめちゃたくさんのメッセージがきてしまい(誰にそんなこと言われたんですか???)など。w

あーーーーこういう事は、ご心配かけるからもう発信しちゃダメだと思って、ううううううううううう〜〜〜じゃあ誰に言えばいいの〜〜〜Ω□Ω

となったこともあった。笑


苦手なことや出来ないことが99%

できないことをやってくれる人もいなくて、オーマイガー状態だった。

人〜人〜人〜〜〜〜〜と言っていたら、今日なんか人問題解決するかもしれない出来事が起きている。(現在進行形)

不思議だ。

ありがとう!!!

必ず誰かが現れてくれる!!!!!!!!!><



次回は、このクラウドファンディングを成功に導いてくれたキーパーソンのことを根掘り葉掘り書いていこうと思います〜!




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