「要約」USJを劇的に変えた、たった1つの考え方


最近読んだ本のメモを残しています。
特に皆さんのために要約・編集をしているわけではございません。


会社の進むべき方向を見定める頭脳としての存在、マーケッターの重要な役割は「どう戦うか」の前に「どこで戦うか」を見極めることであり、会社を正しい方向へ導くことである。

ビジネスを劇的に好転させるためには衝くべき焦点、つまり、着眼点が大事になってくる。

「良いものを作れば売れる」時代はすでに終わり、「売れたものが良いもの」という時代がやってきた。

会社の限られた経営資源(カネ、ヒト、モノ、情報、時間、ブランド資産など)を、消費者価値を大きく向上させるものに効率良く投資しなければならない。

人間は自分が知らないものに対して購買行動をとりにくいので、消費者が自分のブランドの知っている割合が大事になってくる。
市場を100とした時のこの割合を「認知率」といい、高ければ高いほど売り上げに繋がる。

実際の認知率は、1つの認知経路で構築されるというよりも、複合的な認知ドライバーを組み合わせていくことが有効的だ。

消費者の頭の中にあるブランドに対する一定のイメージを「ブランド・エクイティー」と呼んでいる。

そして、ブランド・エクイティーを築くための一連の活動を「ブランディング」。

「マーケティングの仕事」
= 「自社ブランドを売れるようにすること」
= 「消費者の頭の中に自社ブランドが選ばれる必然を作ること」
= 「競争に有利なブランド・エクイティーを築くこと」
= 「ブランディング」

会社という組織においては、1人だけで達成できることはほとんどなく、1人だけでできることは「進むべき正しい方向を見定めること」と「人を動かす」ということだ。

戦略とは、目的を達成するために資源(リソース)を配分する「選択」のこと。
ここでの言葉の意味は
「目的」は達成したいこと、
「資源」は自分たちが使える金や人員など。

戦略が必要な理由は「達成すべき目的があり、また、資源は常に不足しているから」である。

「カネ、ヒト、モノ、情報、時間、知的財産」を6大経営資産という。

「目的」と「目標」の違い
「目的」は、達成すべき使命のことであり、戦略思考の中では最上位の概念。
「目標」は、その目的を達成するために経営資源を投入するげ対的な的のこと。

「戦略」と「戦術」の違い
「戦略」は目的を達成するための資源配分の選択。
「戦術」は戦略を実行するためのより具体的なプランのこと。
「 目的 → 戦略 → 戦術 」と展開していく。

マーケティングの戦略思考
目的 objective
目標 who (ターゲットは誰か?)
戦略 what (何を売るのか?)
戦術 how (どうやって売るののか?)

5C分析
1.Company(自社の理解)
 ・自社の全体戦略を理解すること
 ・自社の使いうる精鋭資源をできる限り把握すること
 ・自社の能力や性格としての特徴(強み・弱み)を把握すること

2.Consumer(消費者の理解)
 ・消費者を量的に理解すること。(数値データを用いて広く全体像を理解するのに役立つ)
 ・消費者を質的に理解すること。(質的調査などを通して消費者の深層心理に迫ること)

3.Customer(流通などの中間顧客の理解)
 ・取引先の戦略(方針や関心事)の理解や、強み・弱みの理解

4.Competitor(競合者の理解)
・「自ブランドが消費者に提供している価値がなんなのか?」を正しく理解し、提供している価値から競合を分析

5.Community(ビジネスを取り巻く地域者会の理解)
・社会がビジネスに与える様々な外部要因の理解(法律、世論、税率、景気、為替など)

ポジショニング
ポジショニングとは相対的であって、自分が動かなくても相手が動くことで自分のブランド・エクイティーが動かされてしまう。逆に、自分のポジショニングを動かすことによって、全く動かない相手を消費者の頭の中で動かしてしまうこともできる。

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