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C.G.ユングを詠む(0085)-Pre神は死んでいない:『死者への7つの語らい(1916)』から

ユング自伝付録Ⅴ、Ⅱ章の感想を書いているが、テーマがテーマだけに超長文になりつつある。

こんな始まりですからね。

夜、死者たちは壁に沿って立ち、叫んだ。

我々は神について知りたい。神はどこにいるのか、神は死んだのか、と。

神は死んではいない。P249

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私の感想の着地点はこんな感じになりそうとメモ的な投稿。
noteのシステムが「何か投稿してよ」とe-mailしてくださるので、それにお答え致しましたよ。

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着地点(案);
神は死んではいない。神をどう捉えるか次第だが。
結論から言うと、あなたの一番腑に落ちることを信じればいいし、それを変えることも腑に落ちるなら厭わないでいい。

各人の心の中で、どのような宇宙観とか神のイメージを持とうとも、精神の自由として主張すればよかろう。

カントは、神の存在を証明することはできないとした。ニーチェは、当時の一神教の神は人の生み出したイメージであって真理とは違う信じるに値しないとニヒリズムを提唱して「神は死んだ」と宣言した。

しかし、神のようなものが、カントもニーチェもユングもあっていいとも考えていた。

人間の理解を超越した領域をどうイメージするかは、繰り返すと各人の精神の自由でしょう?
 
と言うわけで、こんなイメージが目下の私の人智を超越したもののイメージ;

「目なくして見、耳なくして聞き、口なくして語る」物理的な要素はない精神と力のみの存在。地球歴で138億年前に宇宙をスタートさせたもの。
 
こんな感じかなぁ、今もっての着地点の案は。

2023.12.23


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こころざし創研 代表
ティール・コーチ 小河節生
E-mail: info@teal-coach.com
URL: https://teal-coach.com/
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