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投資にこそ「反証力」オプエドが必要

「基本的に何が情報を探るときは必ず反証や少数意見を調べよ。」
「小さな会社の誰もが無視してるレポートを読め」

と20代の頃に読んだ投資本(海外投資家、グレアムだったかな?)

に記述されてあり、全くそのとおりだ。
と思い「なるほど、やってみよう」
と思い立って今の今まで続けてきた。

おかげで一時的な感情移入で間違う事はあるが、指摘された時点で
「自分は違っていた、考え直そう」
と冷静になれるようになったので世間のデマに踊らされる事が
通常一般の人よりかは、よっぽど少ないという自負がある。

さて、最近「オプエド」なる本を読んで、前述した投資の思想と丸かぶりしてるな思ったのでオプエドの読書感想と自分のための情報交通整理を行いたい。

どくしょかんそうぶん


昨今、ネットの登場で国内マスコミのやらかしがすぐに発覚する事が多く「1次ソース」を意識するようになってきた。
これはとてもいい潮流だが、本来それはメディア各社が「常識」として行うべきことである。


上杉隆氏の著書からそのままお借りするが報道の基本は

1、バイライン(署名) 
2、ソース(情報源)
3、クレジット(引用・参照元)
4、コレクション(訂正欄)
5、オプエド(反対意見)

がそろって初めて報道、つまり

ニューズ(ニュースは和製英語)

になる。

これを踏まえた上で、今の日本の報道レベルを評すると。
ネットメディアにおいてはソース元を開示するようになった。
すなわち「3」に到達している。
しかしオールドメディアは未だにバイライン、すなわち
署名すらない報道がほとんどである。
これが1流ぶって報道と言うなのお笑い記事を飛ばしているので、こちらとしては噴飯物である。

また、誤報があるとネットメディアに関してはすぐに「コレクション」すなわち訂正を記事に記載するが、
大手オールド等になると露骨に記事の消去を行ったり、逆に修正せずに居直ったりしている。


余談だが、彼らは消さないくせに他社のスクープでも、ソースを開示せずに自社のものとしてすぐ記事をパクる悪習がある

こんな状態では大手メディアばかりみてる一般の人が
「5」オプエド=反証
を実感できるのは相当先ではないかな。


と、思っていたが


厚労省データを見る限り

新聞、テレビの利用時間は40代を境に逆転している

ので大手の反省しないメディアは「自称1流メディア」から「実質3流ゴシップ紙」へ坂道を転がる石のように認知、淘汰されるのも想定以上に早いかな。と思われる。

おわりに

このオプエドの考えについては投資の基本を理解している方であれば
当然、意識しているであろう

市場は常に間違っていると意識すること、
決算の数字が正しく値動きに反映されているか判断できること、
あるいは自分が正しいと思って投資したが間違っていると気づき対処できること。

それらの投資力とも言うべき根底をなすのが
「反証力(オプエド)」
だと私は考えているので、意識していなかった人は
是非一度オプエドの考え方を頭にいれてもらって
投資に望まれるとパフォーマンスが大きく変わると思われます

なお、本流のオプエドについては是非、本を読んで正確に理解してほしい(というか正確に私が伝えようとするのは烏滸がましい)ので
上杉氏の本を紹介して終わろうと思う。


おわり

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