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七十二候にまつわるエッセイ

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季節の小分類である七十二候をきっかけにしたエッセイを、ほぼ毎週週末に更新しています。
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2024年5月の記事一覧

第二十二候 蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)

麦の穂が実り、小さく満ちる。卵から孵った蚕が桑を食む。世界が在り、自分がまだ死んでいない…

第二十一候 竹笋生(たけのこしょうず)

立夏も末候となり、青葉の耀(かがや)く季節。植物たちの元気さに気押されるような心地もする…

第二十候 蚯蚓出(みみずいずる)

初夏の風物を詠んだ詩、2首。 ふと見(まみ)ゆ夏の翠(みどり)に掬われる木苺のようにあな…

第十八候 牡丹華(ぼたんはなさく)

夏の足音が聞こえてきた。先日、『贈与論 資本主義を突き抜けるための哲学』第2回の読書会を終…