最近見た映画の話【含ネタバレ】

こんばんは。なんだかイメコンの話を書いたら文章を書く衝動がおさまってしまったようで、パソコンに向き合う気力がわいてきませんでした。
ましてや一昨日はいろいろと面倒な用事があり、昨日は世間を騒がすニュースのおかげで自分を保つことに必死で記事を書くどころの騒ぎじゃなかったので仕方ありませんでした。毎日更新の誓いはとっくになかったことになっておりますがそれにしてもちょっとたるみすぎじゃない?

いろいろと考えさせられる重苦しい世間の動きの話がいっぱいありますが、わたしはわたしの人生のために成したほうが豊かになりそうだとおもうことを成すまでの話です。そのために都合が悪い前言はホイホイ簡単に撤回していくぞい。今後も気が向いたら更新します。よろしくどうぞ。

今日は昨今見た映画の感想でも軽めにまとめとこうかな~ということでそういう話です。こういう時意図的に口をふさいでいるのが苦手な性質なのでネタバレがあります。目次を確認ののち耐性のない方は避けていただければと思います。

割と最近まで読んでたので「怪盗クイーンはサーカスがお好き」を観た話

先月末に観に行きました。なぜか近場の映画館では夜しかやってなかったんですがそういう方針なんでしょうかね?早寝早起きをよしとする精神病療養患者的には厳しい日程でしたぜ。まあフツーに観たけど。
子供向け小説とはいえ流行ってた時期は下手すると20年近く前だし、ターゲット層が大人だからナイトショーばっかなのかな?筆者は姉が小学生の時ハマってたのでよく読んでたんですが、大人になってからあらためて自分で買いそろえました。続々出る新刊の展開がどんどん広がってくのが面白くてフツーに読んじゃう。
でも最新刊まだ買ってないし、ケニアから煉獄金貨まで買ったけど読んでねえ。ごめんな。1から読み返してから読むわ。

さて、映画の感想って何を書けばいいかまるでわからんのですが、今回は昨今見る映画としては珍しくストーリーを知っている映画だったので書きやすいかもしれない。
まずその異様な短さに驚きました。こんなにざっくり削られるのか!と見ながら感じてたけど、実際のところ展開としては正解だったのかもしれないな、と思う。序盤のサーカスの皆さんが星菱邸へ向かうシーンが好きなんですが、そこがなかったのはちょっと寂しかった。
軽微な演出の差はある程度しかたのないものですよね。しかしシルバーキャット瞳ちゃんの髪色が金色だったのは予想外だった。あと大砲男が大砲男してなかったり。

その分映画ならではのいろんな追加要素で楽しませてもらったな~というのも大きかったです。あからさまに1作目の「サーカスがお好き」で出てこないキャラのビジュアルが出たり、夢水清志郎シリーズから三つ子が出てきたりするのはファン冥利に尽きるなって感じでしたね。最初情報量多くて飛びそうになった。

あとやっぱ動いてしゃべる幼き日のあこがれのキャラクターたちには感動がありますね。正直わたしはキャラクターの声をあんまり想像するタイプじゃないので、クイーンの声は思ったよりすっげえ高かったし、ジョーカーの声は逆に低いなと思ったけど。なるほど、映像化されるとこういうキャラクターになるのか……と面白く観られました。
ちなみに一番動いて喋って色づいてうれしかったのはシャモン斎藤でした。彼のキャラデザ、めっちゃいい。そして役回りもめっちゃすき。

あとはRDの役回りがビジュアル化に伴ってかなり変わるなあと思いました。思いのほか日本語の意味を知らないポンコツキャラクターみたいな感じになってたのが若干解釈違いではありましたが、でもあとで原作読み直してみて、この心の機微を映像で表現するのは無理だよな、うまいことやられてるな、と思いました。

ほかにも細かいとこに違和感未満ぐらいの違和感はありましたが、長きの時を経て怪盗クイーンがアニメーションしてくれたのは正直感動的ではありました。ぜひ続きが見たい。ぜひヤウズ君や探偵卿がでてくるとこまでやってくれ。

「ボヘミアン・ラプソディ」が好きなので「エルヴィス」を観た話

これは今秋、後述のバズ・ライトイヤーと同じ日に二本立てで観てきました。

実際のめっちゃ売れたアーティストを主題にした映画に「ボヘミアン・ラプソディー」がありましたが、アレは軽い気持ちで人におすすめされて観たらめちゃめちゃ最後のライブ映像で感動し、CD聞いてその後Queenにハマったのですごく好きな作品です。
そんな流れで「エルヴィス」のCMを病院で観たとき、彼も実際のアーティストだし音楽に興味を持つきっかけになるかも!観たい!と思ったのですが、映画についての事前情報は全然なしで観に行きました。なんならエルヴィス・プレスリーのことはなんとなくのビジュアル以外は一切知らんかった。

音楽ジャンルとしてのロックはそんなに詳しいほうではないですし、今までスッゲー刺さったなと思ったことはあんまりないです。作品ではエルヴィスの人間関係の移り変わりは非常に面白く、とくに彼の人間性には心をすこし揺さぶられる部分もあり、非常にかわいらしく見える部分が多々ありましたが、彼の音楽は正直あんまり頭に残りませんでした。
たぶん、曲作ってるときの情景描写があんまりなかったし、ずいぶん映像表現が比喩的なので話の展開を理解するのに必死になってたせい。どこまで現実に即した描写?どこから演出?っていう境目があいまいだったし、気が付いたらすでに完成してる曲を歌い始めるのでおう……ってなった。

あと、エルヴィスの音楽や多動性は黒人音楽にベースがあるという成り立ちの話だったのですが、むしろ劇中で黒人の皆さんが熱狂的に歌ってる様のほうがそそられた。アメリカという国の人種差別という歴史上の歪みのなかで、虐げられてきた側の人間たちが持つ力強さには目を見張るものがあった。そちらの音楽文化への興味という種はあったので結果オーライ。
また最後のほうでの大舞台で歌う歌が、幼少期にこっそり盗み見た黒人男性の歌のカバー(?)な描写はちょっとクるものがあった。そういう演出におれはよわい。

アーティストの音楽性への理解を深める映画体験というよりは、普通に一人の人間の一生をそばにいた人の目線で語る構成が面白く、ストーリーとして割と好きな作品でした。世界で最も売れたソロアーティストの人生がまあ激動でないわけないよね。おもしろかったです。

「バズ・ライトイヤー」を3Dで観た話

前述通りエルヴィスを観た日の夕方に観ました。一日に映画二本観ると目が疲れてしにそうになるかなと思いましたがかろうじて大丈夫だった。
3Dとか4DXとかなんか映画館で追加費用払ってアトラクションするやつやりてえなと思ってたところにちょうどいいようにバズ・ライトイヤーやってたので観ることにしました。これも入院中CMで観てそれなりに興味があったやつなので。

トイストーリーのバズの声(というか所ジョージさんの吹替)がすごくすきなのですが今回声優さんが違ったので若干落胆がありました。そんな落胆関係ないぐらいアツイ展開だったので普通に感動して帰ってきたけど。
一部の国で同性愛描写で発禁になったりしてたっぽいですが、ストーリー上で時間や空間移動なんかの設定がよく練られてるように感じられて、そりゃこの世界じゃ同性同士での生殖も容易だろうな……と思わされるいい世界観でした。なんだか知的に整合性のとれたように感じるファンタジーだったな。
SF詳しいわけじゃないけど、タイムパラドックスへの向き合い方もなんだか目新しい感じがして、わくわく感とドキドキ感がちょうどいい感じだなと思いました。

ところで大尉というそれなりの役職の人間としてのバズが、最初のほうに仕事や新人への態度が自己中心的というか独りよがりな様、マジで他人事とは思えなくてア~ってなった。すごくアラサーの人間に共感しやすい主人公だったよな……。

あとソックスめちゃくちゃほしい。有能すぎるうえにネコチャンの形をしているとか一家に一台ほしい次世代の猫型ロボットですよマジ……キャラクターとしてものすごく好みだった。下のおもちゃちょっとほしくなった。

そういえば3Dについてですが、走りのころに一回だけ見て、それから長らく手を出した記憶がありません。久々に観たんですが、こころなしか没入感が大きかったような気がする。目も思ったより疲れなかった。でも結局のところない状態と比較して観たわけじゃないので、どれだけの効果があったのは正直よくわからない……

以上。今日は割とあっさりした(文字数的に)記事を書けてよかったねと思います。

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