【過去記事】2014/01/09 ヲタと金
一年前、就職活動に気持ちが専念していた時、現場に全然いかなかった。
現場に代わるものが、企業の説明会だったりテストセンターだったり面接だったりした。
現場を離れると、別に現場に行かなくても大丈夫になる。それどころか、なぜあんなに大金を払ってまで観に行っていたのか、不思議になる。
それでは全然関心がなくなっていたのか、というと、違うのである。毎日MVを見たり、ブログを読んだり、YouTubeで動画を見たりと気持ちは意外と充実していたのである。
この時の気持ちは純粋であった。そして楽しかった。在宅こそ真のヲタ活である、という意見には賛成できないが、一理あると思う。(これに関連して、ヲタの一部の行動に有閑階級の顕示的消費が認められるが、それについてはまた改めて考えたい)
金をかけなくても十分楽しめることを示せていた。
現場を離れて数ヶ月経った頃から、自分で意識して決めたわけではないが、何となく自分の中でルールが形成されていった。
それは、ヲタ活に金をかけない、というものであった。
曲はYouTubeで手に入る。ブログを読んだりネットで情報を集めることもできる。たまにテレビで見ることもできる。さらに、フリーライブに行けば無料で、なんと直接見ることさえできるのだ。
就職活動も終わり、テレビで見たりしていた。無料ライブに行ったりもしていた。
それがいつからか、アルバムを何の躊躇もなく買うようになったり、遠くで催されるライブでも交通費を厭わなくなったり、雑誌や公式パンフレット、その他のメディアを迷いなく購入するようになっていた。
今はSSAのライブDVDの発売を心待ちにしている。
なんでだろう。金に対する執着がなくなったか。価値の判断基準が変わったというか。
そして今や、状況は変わった。どうなっていくのかわからない。
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