映画「もっと超越した所へ。」
全体の見せ方として、映画と演劇の融合というか、現実と非現実の融合をこんなふうに見せるのかという驚きの方が大きかった。
こういうタイプの映画は初めてで正直気に食わない終わらせ方とも思ったが、映画を見てから時間が経てば経つほどこの終わり方に納得がいく気がした。
ちょっと想像してたよりくず男たちだったけど、でもいいところもある。そうやって人間って成り立ってる。そして、どこかで妥協して認め合って、カップルって成立してるんだと他人事のように思う。
でも笑顔が可愛いとか、好きが故にとか、この瞬間だけでもとか、人間の弱いところがいっぱいうつっている気がして。
なにせ、男が女に見せる顔だったり、女が男に見せる顔だったり、ずっと男女2人きりで居るシーンしか基本的にないわけで、そこには「素」に近い部分が多くある。
ちょっと心の奥底をえぐられるような作品でもあるなぁと僕は思う。
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