走馬灯。

お父さんお母さんが息を引き取った時、手を握って、ありがとうと何度も言った。

大粒の涙で前は見えなかった。

痩せ細った手を握り返して欲しくて強く握ってしまってたかも。痛くなかったかな

あの時、走馬灯とやらを見たのは間違いなく私。

私の名前を笑顔で呼ぶいろんな瞬間のお母さんとお父さん。幸せをありがとう。それしかなかった

お父さんお母さんは、どんな走馬灯を見たんやろう。

私が死ぬ時は走馬灯にお父さんお母さんは出てくるのかな。

今日はとても寂しい気持ちになってるのは雨のせいなのかな。



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