見出し画像

HELIAR CLASSIC 50mm F1.5 を買った話

ずいぶんと久しぶりになってしまいましたが、
今日はタイトル通り、新しいレンズを買った話です。

実は昨年末ごろより、あれだけ好きだったストリートスナップに興味を持てなくなってしまいまして。

というのも、何だかどこかで見たことあるような、、、
みたいな写真を量産しているだけの行為に思えてしまってどうにも写欲が湧かなくなってしまったのです。

ただ写真を撮ることは好きなので、
家で子供や猫たち(実は4匹飼っています!)など割とプライベートな被写体を撮っていた訳です。

朝から寝ています。

自然と近距離の撮影が増えていくにしたがって、高速なAFや解像度の高い描写よりももっと対極にあるような味わい深いレンズが欲しくなってしまいました。

となれば現代のクセ玉と名高い、
HELIAR CLASSIC 50mm F1.5 VMしかないでしょう。
そんな経緯でお迎えしたのです。

バブルボケも出ます。

解放での描写に特筆すべき特徴があって、
まず輪郭がふわっと滲みます。
どれだけピントを追い込んでも滲みます(笑)
コントラストも低く、全体に霞みがかったような幻想的な写り。

以前に一度だけ使わせてもらった事がある伝説の名玉、ライカのタンバール90mmを彷彿とさせるソフトな描写です。

ふわふわの描写
フリンジも盛大に出ます。
絞れば光条も綺麗に出ます。
絞るとシャッキリします

F4以上に絞ってようやく普通に写ります。
でも積極的に解放、もしくは1段程度までの絞りで撮りたいレンズ。

何というか写真から現実味がなくなって、
まるで記憶の中で見た景色のような写真が撮れます。

何でもないベンチも幻想的

それからというもの、レンズの描写に引っ張られるように撮りたいものが変わりつつあるのを感じます。

こんなことは初めての経験で、
この先どうなって行くのか予想もつきませんが
変化の過程を楽しんで撮っていきます。

ではまた。

P.S. 
余談ですが、完全にFUJIFILMに移行しました。
α7R3とX-H1を手放してX-H2とGRIIIxの2台体制になりました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?