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春よ早く終わってくれ〜と思うのは、忙しないのに宙に浮いたような感覚が不安定で落ち着かなくて、自分がどこにいるのか分からなくなるからだと思う。

環境が変わったり、仲間が増えたり別れがあったり、引き継ぐことがたくさんあったり、普段以上に気を引き締めておかないと、すぐにどこかでつまづいてしまう。

だけど、春の鮮やかな景色やポカポカとした陽気は、そんな緊張を一気にときほぐしてしまうのだ。

やっと地に足がついた感覚になるのは5月、下手したら6月ごろなのかもしれない。

春を迎えるのは24回目だけど、少なくとも去年まではまだ守られていた。寄りかかっていられるものがあった。

「学生」を終えて、社会に出て、1年が経った。

まだまだグラグラ、ふらついたままだと思う。

人生の過程から見れば、まだまだ24というのは「春」の季節なのかもしれない。

今私たちが生きてる時代は、地球の一生から見れば、どのあたりの季節なのだろうか。
46億年前に地球が誕生したことから考えれば、人類が生きる20万年なんて、一年のうちの、まだ元日すら終えてないようなものだ。

普段生活していると、目の前の一つ一つのことに捉われて、自分が何もできていない、進んでいないような感覚に陥ることがある。特に春はそうなのだ。

だけど、こう考えたら至極当然のことなのかもしれない。最初からやるべきことを常にわかっていて、計画通りこなせて、なんて。それが可能なのだとしたら、ブラッシュアップライフの世界だけだ。

自分がどこにいるか分からなくなった時こそ、自分を広い世界の中に立たせてみる。次の季節が夏とは限らないが、春を終えることができるくらいに、進んでいくのみである。

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