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総裁選前に選択的夫婦別姓の見解まとめ

総裁選まであと2日。男女2人ずつの立候補というのはとても画期的なことで、毎日討論を聞くのが楽しみです。論点はいろいろありますが、まずは選択的夫婦別姓について。なぜかというと自民党以外の政党が早い段階から選択的夫婦別姓を公約に掲げるとしており、衆院選の争点の1つになりそうだからです。

例えば公明党は早い段階で「人権を守る観点から選択的夫婦別姓制度の導入、性的少数者(LGBTなど)への理解を進める法整備をめざす」としています。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA180WL0Y1A710C2000000/

立憲民主党も選択的夫婦別姓の早期実現を含めた多様性の実現を衆院選の公約に掲げるとのことです。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA131JC0T10C21A9000000/


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枝野代表は「自民党では実現しない政権をかえなければできないことだ」と主張しています。

そうなんです。自民党は選択的夫婦別姓についてなかなか意見がまとまりません。昨年末の第5次男女共同参画基本計画策定でも、一部自民党の反対によって4次計画では盛り込まれていた「選択的夫婦別姓」の文言が削除されました。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFS174XO0X11C20A2000000/

「夫婦の氏に関する具体的な制度の在り方に関し、司法の判断も踏まえ、さらなる検討を進める」となったのです。

さて、話を戻して総裁選。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA166970W1A910C2000000/

野田氏はLGBTなど性的少数者の権利を尊重し同性婚に賛成しており、選択的夫婦別姓制度の導入も訴えています。河野氏も同様です。高市氏が否定的なのは多くの人が知るところですが、それぞれの温度感を知る上で興味深い情報が出ました。4人の温度感はかなり異なりますね。

https://chinjyo-action.com/ldp_questionnaire/

選択的夫婦別姓はその言葉の通り、夫婦で同じ姓にしたければ今まで通りどちらかの姓を選べばいいし、別々がいい場合には無理に同じ姓にしなくてもいいですよ、という制度です。

総裁選は我々一般の人が参加できない選挙ですが、その結果次第で衆院選のテーマがはっきりしてくると言う意味でしっかりと見守りたいと思います。

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