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マッチングアプリ3週間で彼氏ができた話 #1

2024年3月某日
人生初のマッチングアプリを始めた。目標はひとつ、1か月以内で決着をつける。恋人を作れれば最高だけれど、まずは自分を知りたいていうのも大きかった。どんな人に自分は惹かれるのか、相手のどんなところがニガテと感じるのか。そして私はマッチングアプリに向いている人間なのか。
今回はお会いした男性のエピソードを書いてみました。

No.1 知的な話をしてください君

アプリ登録10日目 昼ごはん
 初めてマッチングアプリの人と待ち合わせ。第一声が「期待していなかったけど写真よりイケてますね」失礼なやつだった。真っ白な歯に日サロで焼いた感じの光っている肌。花粉症で涙出ちゃうからサングラス、鼻水は出ちゃうけど肌が荒れるからマスクはNGとのこと。私と同い年。
 ネットで調べたようなモテテクニックはあまり私には響かなかった。道路の車道側を歩かせない事、ささやかなボディタッチ、一口頂戴。これは好きな人にやってもらうからいいのだな。20代で転職3回(職種も全く違う)は経験豊富な印象よりは長続きしない人なのかなって不安になっちゃった。営業経験ある割には私へのヨイショはへたっぴ。「知的な話をしてくれませんか?自分、知的な女性が好きなんです」には衝撃が走った。
 解散後、アプリ内で「無事におうちつきましたか?」のメッセージ。ありがとう、そっと閉じさせていただきました。

No.2 優柔不断くん

アプリ登録10日目 夜ごはん
 昼の男性からはしごさせていただきました、ごめんなさい。
 会う前にLINE交換していました。電話での話し方がゆっくりで優しい感じの方。一緒にいれば私も穏やかになれるのではないかと期待大。会ってみたら物理的距離が近いタイプの人だった。夜ごはんのメニュー開きながら「これもいいし、あれもいい。こんなに食べられるかな、でも今日は特別な日だからなぁ、奮発しようかなぁ」真剣に悩んでらした。引っ越し検討しているって話からの今見ている物件リストを見せてくれて、からの「あ…全部掲載終わっちゃってるや…」には笑わせてもらいました。私の2歳年上。
 お店を出て、寒いねっていいながら私のダウンの袖の中に手を入れてきたのはダメやで。次いつ会える?会いたいな?じゃないよ、気軽に触らんで。
 マッチングアプリの自己紹介文で、公園デートで喜んでくれる女性がいいですはお金がかからない女がいいの同義語かと感じてしまった男性でした。

No.3 付き合っていないけど別れ話くん

アプリ登録14日目 カフェタイム
 最終的に3回デートをしました。3回目のデート帰りに振られました(告白はしていない)
 初回デート前、アプリ内でかなりメッセージのやり取りを続けてた。私の自己紹介を読み込んでくれて趣味や話したことを全て覚えてくれて、試してくれた。写真やプロフィールを更新するとすぐに気づいてくれる。私の1歳年下。待ち合わせ30分前に来て下調べしてくれていたらしい。最近買った本が同じだったり、生活スタイルや住んでいるところも近いものがあってかなり合いそう。2時間くらいで解散したけど、帰り際にはどちらからともなくLINE交換を。1週間後に朝から会う約束をした。
 2回目のデートは突然だった。1週間待たずに会いたいと、夜デートをすることになった。デート中「ごめんなさい、ほかにもアプリ内で連絡を取っている女性がいます」と突然の告白。全然問題なしなのに隠せないのも真面目故にか。いい子だなと思ったと同時に私には彼ほどの純粋さはないことを痛感。もっと色々な人と会って比較してそれでも私がいいと思うのなら引き続き会いましょうって言ってしまった。私には無い純粋さが重みになりそうに感じてしまったデート。3回目のデートの予定を立てて解散した。
 3回目のデート。なんとなくお互いに前ほどの熱量が無いことを感じている空気感。でも純粋にTHEデートで楽しかった。帰り道真面目な彼が口を開いた。「デート、楽しかったけど今日で会うのは最後にしませんか?フェイドアウトは自分には合わないので伝えます。尊敬という感じでお姉さんや先輩という感じです。付き合うことはなさそうです」彼は涙を流しながら伝えてくれました。いい子だなぁ、幸せになってください。

長くなってしまったので続きは次回

 付き合うことになった人は6人目に会った人でした。その人に出会うまでに10人近い人と電話をして、そのうちの6人にお会いしました。会う前の電話は必須にして、話し方やスピード、声が合わない人とは会う約束はしませんでした。人生初マッチングアプリ、楽しかった!!!

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