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久しぶりのレザークラフトから思う趣味を仕事にすること


久しぶりのレザークラフト

友人に頼まれて鉈ケースのカバーを作成しました。
半年程前に預かったものの、あまり時間取れなかったのですが、ようやく重い腰を上げて作成。

作りながら考えることが多いので、後から見て「もうちょっと違う形で作れたな」とか「ここの作り失敗した」と思うこともありますが、友人の要望には答えられたようなので良しとしましょう。

私が作っているところを見た我が家の4歳の娘さんが「自分もやりたい」と言い出したので、縫い穴を空ける作業と固定金具の取り付けを一緒にやってみました。
きっと友人に渡す時に「自分も手伝った」アピールをしてくれることでしょう。

こんな感じで元々合成皮革だったモノを変更しました。

合皮のカバー


本革に変更+グリップテープ


趣味を仕事にできる?

こういう遊びをしていると、時々「仕事にしないの?」とか「売ればいいのに」と言われる事がありますが、「売るための作り方をしていないから売らない」が私の回答でした。

自分で好きに作ったモノを評価してくれるのは嬉しいのですが、最初から売る目的で作るということは売り物としての責任を負うという事になります。
そうなると自分が好きに作れなくなるので、楽しみに制限が掛かる感じがしてしまいます。

もちろん好きに作ったモノを売るという形もアリだと思いますが、どうしても作る時には売ることを意識して作りたくないという思いが抜けません。

これは自分で作ったモノや自分の技術に値段を付けるだけの自信が無いこともあるんだうなと考えています。

「じゃあ技術に自信を付ければいいじゃない」という話になるのですが、そこはやはり売ることを意識したくないという考えになってしまい、そのための技術向上にはモチベーションが上がりません。

かといってレザークラフトが趣味だから仕事にしたくないかと言えばそうでもありません。

例えば同じレザークラフトでも作ったモノを売るのではなく、初心者やこれからやってみたいと思っている人に教える仕事なら興味があります。

これは私自身が人に教えることが好きだったり、やってみたい事を手伝いたいと考えている事もありますが、売るものに対しての意識や責任の持ち方の差なのかなと思います。

また、そういう形でお金を受け取った事がないので、単純に慣れていないという事もあるんでしょう。
なので一回作ったモノを売る経験をするとサラッと受け入れられるようになるかもしれません。

個人的な結論

趣味と仕事の関係では「趣味は仕事にするもんじゃない」とか「趣味を仕事にしてるので、仕事がいつでも楽しい」といった対象的な意見を目にすることがありますね。

私個人の感想としては「お金のために取り組んでもいいと思えるなら趣味を仕事にしても楽しめそうだが、仕事としての取り組み方によっては趣味として楽しめなくなる可能性がある」です。

趣味を仕事にしている方も多いと思いますが、個人的な理想としては「趣味として楽しんでいたモノに価値が付いた結果として仕事になった」ですね。

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