推しの入籍をヤフーニュースのツイートで知った話
推しが入籍した――ことがわかった。
2018年11月7日、わたしが小学生の時から好きだった人がかねてから3年間交際していた方と入籍した……というのを、ヤフーニュースのツイートで知った。
わたしは、俳優の小池徹平さんが大好きだ。
小学校の頃にドラマで見て、最初にとても彼の顔が好きだった。WaTのインディーズ時代のCDも持っていたし、メジャーデビューのイベントにも行った。
当時、ファンクラブ的なものに入ることを親から許されなかったから、そこからはドラマを見てCDを買うくらいのゆるいファンだったけれど、近年ようやくファンクラブに入って、元々好きだったミュージカルにどんどん出演してくれるようになって、舞台の公演があれば東京・大阪はもちろん、富山・福岡にも行った。
そんな、大好きな小池徹平さんが、入籍したことが、今日2018年11月7日16時17分にヤフーニュースの記事で公開された。
ご結婚おめでとうございます。
彼がもうすぐ結婚するんだろうな、というのは、ファンは多分みんな思っていた。
つい先日、交際報道がどこかのマスコミから出ていたし、その時結婚は?の質問に「その時が来たらお話します」と答えていたし、3年間交際しているし、年齢でどうこう言いたくないけれど30歳も超えて、彼ももう結婚するのだろう、そう思っていた。
わたしはもちろん彼のことが大好きだけれど、別に付き合いたいとか結婚したいとか、そういう類のことを考えている所謂"リアコ"とかではない。
彼には当然、私生活で幸せになってほしいし、好きになった女性と結婚だってしてほしい。
だから、ご結婚おめでとうございます、と自分がおめでたいと思ってるかどうかに関わらず、まずこれは言いたい。
それでも、わたしはファンとして、唯一、結婚をするならこれだけはーーと願ってやまないことがあったのだ。
マスコミからそのことを知りたくなかった。
別に、彼にわざわざわたし達ファンに報告する義務なんてないことは知っている。
それでも、ファンを大切にしている彼らなら、きっと入籍したら最初にファンに報告してくれるのだろうーーと心の中で思っていた。
きっとそんな報告聞きたくない人だっているだろう、発表なんてしなくていいよお幸せにね!みたいなスタンスの人だっているだろう。
いろんなスタンスの人がいる中で、きっと文句やら何やら言われるかもしれない中で、それでも彼はファンに最初に言ってくれるーーそう思っていた。
でも、わたし達が最初に彼の結婚を知ったのは、ネットニュースの記事の見出しだった。
ひどく悪い画質の写真がアイキャッチになっている、ツイートの文言からだった。
11月8 日の昼頃、彼がサイトのブログで正式に入籍を発表した。
元々、今日発表予定だったのだろう。多分マスコミの突撃取材によって不本意な形で世に出てしまったのだろう。
そんなことはわかってる。わかってるんだ。
それでもわたしはやっぱり、彼の口から最初にそのことを聞きたかった。
5年ぶりのライブで、解散の報告をしたWaT
わたしが彼の口から結婚報告を最初にききたかった理由の一つに、WaTがファンファーストを貫いているデュオだったからだ。
彼らは10年目の記念ライブ(このライブがそもそも5年ぶり)で、解散を発表した。
その場で発表することはものすごく勇気のいる選択だったと思う。
ファンは確実に大勢泣くし、「解散しないで」の声を目の前で聴くことになるのだ。
それでも、あそこで発表することを選んでくれたことは、「ファンへの愛」だったと思う。最後の年に久しぶりに再始動してくれたことも。
WaTでの相棒だったウエンツ瑛士さんは今年10月から舞台の勉強のためにイギリスへと留学したが、活動休止前最後の日である9月末日はファンミーティングを行った。
活動休止前最後の日にファンと交流することを選んでくれたことが、わたしはいちファンとして、とても嬉しくて同時に彼が誇らしかった。なんて素敵な人をわたし達は好きになったんだろうって。
小池徹平さんが、ファンを大事にしていなかったなんて思っていない。
けれど、だからこそ、今回の公表の流れが不本意な形になってしまっていたとしても、「なんで、FC内で最初にお知らせしてくれなかったの!!!」と思わずにはいられないのだ。
芸能人、というコンテンツ
コンテンツが盛り上がるーーというのには、いろいろな形があると思うけれど、一番いいのはそれを発信する側そのものにファンがつくことだな、と思う。
芸能人というのは、自分のパフォーマンス(演技や歌・笑い・ビジュアルとか)を売っていて、わたし達はそのパフォーマンスそのものを好きになったり、発信する本人を好きになったりして、そうしてわたし達はファンになる。
ファンが多くなればなるほど、コンテンツは盛り上がって、いろんなスタンスで応援する人が出てきてーー。
でも、ファンはどこまでいってもファンなのである。
相手が芸能人で、感情を持った人で、ファンと芸能人の関係は人と人との関係のようでもあるし人ともっと大きなコンテンツのようなものでもあって、彼らのプライベートにわたし達は踏み込んではいけないし、彼らもまたファンに手を出したりするようなことがあってはならない、とわたしは思っている。
どこまでいってもファンは所詮ファンでしかない。
けれども人と人の関係でもあるから、感情で関係性は変わってしまうものだとも思う。
ファンのために結婚するな、恋愛するな、なんてことは言えないけれど、何か少しでも「ファンのためだな」と思う形があれば良かったな、といちファンとしては思ってやまないのである。
あと、多分公式サイドが不本意な形で表に出したであろう、マスコミの突撃は一生許さない。
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