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鬼滅の刃に見るエンジニアタイプ

Ateam Finergy Inc. Advent Calendar 2020 の24日目は株式会社エイチームフィナジー 金融メディア事業部の村上が担当します。

バックエンドの開発をメインでやっています。

Ateam Group Manager & Specialist Advent Calendar 2020 の6日目にも書かせていただきました。

はじめに

今年の1月にエイチームフィナジーにジョインさせていただきました。
エイチームとしては新米ですが、業界歴としては長く今年で15年になります。
その中で私が見た「エンジニアのタイプ」を「鬼滅の刃」に例に上げたいと思います。

全集中でお読みください。

タイプを4パターンで

エンジニアのタイプを下記のように4パターンで分類してみます。

炭治郎タイプ

主人公タイプの人間です。
技術力はもちろんですが、実行力と事業への貢献に意欲がある方です。
さらに人を惹きつけそうなカリスマを持っている方が炭治郎タイプです。

伊之助タイプ

技術力が高く、エースタイプの人です。
とにかく自分の技術を磨いていくことに意欲を注いでいるようなスペシャリストな方が伊之助タイプです。

・今まで培った技術力をWEB業界で試したい
・より裁量のある場所で技術力を伸ばしていきたい

という意欲をもたれている方です。

善逸タイプ

頭脳タイプの人です。(少し善逸とは違うかも。。。)
最前線で活躍するという人ではないですが、一番に問題に気づいたり、効率よく動いたりなど、主人公タイプのないところを補うような方が善逸タイプです。

「誰も気づかないようなところに気づくなぁ」とか「あの人は適切なアドバイスするなぁ」という方です。

そういった雰囲気を感じる人は善逸タイプです。

村田タイプ

誰やねん!!って登場人物ですけど、気になる人は漫画やアニメを見返してください。
サポートタイプの人です。
炭治郎タイプや伊之助タイプのように前線にでるわけではなく、それをファシリテートするような方が村田タイプです。

サポート役と思うとエンジニアとしては弱い気がしますが、全然違います。
むしろこういったタイプがチームにいなくて困っている現場の方が多いように思います。

たとえば、計画性がなく、いつも納期ギリギリであったり、とりあえず、リリースすることを優先して品質がおろそかになったりするのは村田タイプがチームにいないからです。

重要度の高い仕事緊急度の高い仕事の優先順位を適切につけて、最適な人員配置ができて、計画的にチームを運営できて、さらにファシリテートするような人です。

エンジニア的には、伊之助タイプに注目されがちですが、チームとして必要なタイプは実は村田タイプだったりします。

どのタイプがいいのか?

システム開発の場合、その道のプロフェッショナルな伊之助タイプと思われるかもしれませんが、そこは今の事業やプロダクトの状況と照らし合わせてみるのがいいと思います。

事業やプロダクトの成長曲線

システム開発の事業やプロダクトには成長曲線というものがあります。
それに応じて適切なエンジニアを配置することが重要だと思っています。

スタートアップ

事業やプロダクトの初期段階のフェーズです。
この段階の優先事項はスピードです。
開発速度もそうですが、意思決定のスピードなども求められます。
この段階では、炭治郎タイプ伊之助タイプが活躍します。

バージョンアップ

システムがリリースされた後に、機能追加やバージョンアップを行うフェーズです。成長期になります。
「どんな機能を追加するか?」を競合製品と比較したり、調査したりと分析する人でも必要になります。この段階では、善逸タイプが活躍します。

保守フェーズ

一通りのラインナップが揃い、売上も安定してきたころです。
この時期にはシステム開発の割合において、保守が半分ぐらいを占めてきます。
ですが、現行機能への要望であったり、新機能の追加なども出てきます。
ある程度人も増えて、全体管理も必要になってきていることです。

プロダクトを持っている会社の大半がこのフェーズにあると思います。
この段階では、村田タイプが活躍します。

新事業・新プロダクト

今の事業やプロダクトで売上や利益の数字が作れてくると、新規事業・新規プロダクトの企画が出てきます。
そうなってくると、また炭治郎タイプ伊之助タイプが活躍してきます。

まとめ

この分類方法は以前に人事の方に教えてもらったのですが、漫画やアニメなどでキャラクター設計する時に使われる技法らしいです。
それを組織のチーム編成に応用すると、良いチームができるようです。
今回は鬼滅の刃で行いましたが、ドラゴンボール(悟空・ベジータ・ピッコロ・クリリン)やワンピース(ルフィー・ゾロ・ナミ・チョッパー)、他のアニメや漫画でもできます。
一度、他の漫画などでキャラクターの分類をしてみて、要領がわかれば、自分のチームがどういった感じで分類できるかやってみても面白いかもしれません。

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