見出し画像

remix 2009年10月号 東京ボヘミアン|なみなみのモノ#47

お店のモノを紹介する #なみなみのモノ #47 は #なみなみ選書 より『remix 2009年10月号 東京ボヘミアン』です。

remixは日本では数少ないクラブカルチャー誌として、2010年まで221号出版された雑誌で、この号は初めて休刊になった時の最後の号。七尾旅人さんが表紙でインタビュー記事も掲載されています。

特集は「東京ボヘミアン」。
ボヘミアン=自由人の意、ボヘミアニズムは、家賃が安く文化が寛容な都市で栄え、ベルリン、バルセロナ、モントリオール、デトロイトなど、安い生活費で表現を続けられる。そこへいくと東京は住みやすい町ではないが、おおよそこの国で東京はボヘミアンの町として機能している。そしてこのハードな町に直面しながら、音楽は磨かれている。(本誌より一部抜粋)

新しいシーンやストリートでの動き、アーバンライフにおいて、行くべきお店、バー、クラブ、飲食店など、東京の当時のシーンから、00年代のハードコアとデザインにも触れられています。過去のボヘミアンにも遡り、「ジャックス/ジャックスの世界」「岡本信康/ろっくコンサート」「フィッシュマンズ/空中キャンプ」などのディスクレビューも。

休刊最後の号として、内容も濃く、個人的にも一番好きなremixです。紹介されているシーンやディスクレビューも最高なものばかり。
これまでのremixも毎号ドープなシーンを特集しており、10年以上たった今読み返しても普遍的な面白さや、新しい音楽の発見があるので、おすすめです。

画像1


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?