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映画『人生フルーツ』公式パンフレット|なみなみのモノ#58

お店のモノを紹介する #なみなみのモノ #58 は #なみなみ選書 より「映画『人生フルーツ』公式パンフレット」です。

映画「人生フルーツ」は、愛知県春日井市の高蔵寺ニュータウンの中の雑木林に囲まれた一軒の平屋に住む、65年ものあいだ連れ添った夫婦・建築家の津端修一さんと妻・英子さんの暮らしを追った、東海テレビのドキュメンタリーを映画化した作品です。

美しい四季と、日常、家族との距離感、かつての仕事やそれからの取り組み。こつこつ、ゆっくりと紡がれる物語に、こんな関係や思いやりのある暮らしぶりには、素晴らしいなと思わずにはいられません。
ナレーションは樹木希林さん。

2017年公開の映画ですが、札幌のシアターキノでは、月に1度『人生フルーツ』上映を続けており、次回2/15の上映で41回目。パンフレットを読んでからでも楽しめる作品なので、ぜひ。
https://www.theaterkino.net/?news=news-2186

<人生フルーツ あらすじ>
ある建築家が言いました。
家は、暮らしの宝石箱でなくてはいけない。
愛知県春日井市の高蔵寺ニュータウンの一隅。雑木林に囲まれた一軒の平屋。それは建築家の津端修一さんが、師であるアントニン・レーモンドの自邸に倣って建てた家。四季折々、キッチンガーデンを彩る70種の野菜と50種の果実が、妻・英子さんの手で美味しいごちそうに変わります。刺繍や編み物から機織りまで、何でもこなす英子さん。ふたりは、たがいの名を「さん付け」で呼び合います。長年連れ添った夫婦の暮らしは、細やかな気遣いと工夫に満ちていました。そう、「家は、暮らしの宝石箱でなくてはいけない」とは、モダニズムの巨匠ル・コルビュジエの言葉です。

津端修一さん90歳、英子さん87歳 風と雑木林と建築家夫婦の物語
かつて日本住宅公団のエースだった修一さんは、阿佐ヶ谷住宅や多摩平団地などの都市計画に携わってきました。1960年代、風の通り道となる雑木林を残し、自然との共生を目指したニュータウンを計画。けれど、経済優先の時代はそれを許さず、完成したのは理想とはほど遠い無機質な大規模団地。修一さんは、それまでの仕事から距離を置き、自ら手がけたニュータウンに土地を買い、家を建て、雑木林を育てはじめましたーー。あれから50年、ふたりはコツコツ、ゆっくりと時をためてきました。そして、90歳になった修一さんに新たな仕事の依頼がやってきます。
http://life-is-fruity.com/

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